ヒューマンヒストリー的な番組が好き。
逆転人生『肝っ玉母さんの波乱万丈』
小澤静江さん、輝真さん 親子でのご出演。
建設会社を起業した夫が雇用したのは元受刑者、出所した人達。箱入り娘だった静江さんは男達のケンカの仲裁に入ったり、身の回りの世話をしたりと環境を大きく変えられた。
それに適応し、近隣や社会的にも認められた矢先、ご主人が病気になった。
脊髄小脳変性症
この病気は後に息子さんにも発症。遺伝性がある病気の様で、産んだことに罪悪感を抱いた過去もあったと。。。
夫は病気を受け入れられず、逃げに走り、愛人等、お酒に溺れたそうだ。
でも、静江さんは息子を育てることと、会社を維持する為に精一杯働き、それだけでも凄いのに、夫の愛人に頭を下げて夫の世話、看病をお金出してお願いした。
静江さんが愛人宅に乗り込んだ時、夫の居場所が家に無かったんだと気づいた、と。。。
息子さんは父が10年の闘病後、亡くなり、17歳で会社を継ぐ事を宣言したが、父は借金1億円を残し、かつ社員が2000万円を持ち逃げ。。。
も〜、ナンと言っていいかわからなくなる様な不幸。。。残った社員に会社をたたむ事を伝える時も、社員は何処に行ってもやっていける様な技術を持っていた。
転職すれば苦労ないはずのその社員達は給与無しでイイと会社に残る事を選んだ。
無給、かつ請け負う仕事は他社が嫌がる下水清掃。。。現場の土壌が悪くても納期を守る誠実な仕事ぶり。。。
その働きぶりで信用を回復していった。
そんな矢先に息子さんが発症。。。
でも、息子さんは逃げなかった。
そして、病気で不自由になった自分になって、更生が必要な人達の気持ちが理解出来たと言い、生きてる限り更生に携わりたい、として出所者を積極的に雇う事を決めた。
自社に何十人雇っても続く人は、2、3人。
それでも、2、3人が救われるならやってる意味がある。
不自由になった身体ではあるが、社員等に支えられ、使命、仕事への情熱を見せる輝真さん。同志を募る為の起業社長へのプレゼン。
参加者の社長達に健常者の自分がやらなきゃ恥ずかしい、と言わせた輝真さん。
静江さんの生き方を見て育ったからこその輝真さんの行動。
仕事内容よりも働き方、働く姿で信頼、信用を得ていった生き方。
目の前の今出来ることを精一杯やった結果。
今いる場所で精一杯やって咲いた方。。。
素晴らしい。
更生する人の"居場所"になることに努めて従業員をみた静江さん。
従業員がお金を前借りしに来た時に二千円札を渡して、「足りない」と言う当人に二千円で出来ることをしなさい、と伝えた輝真さん。
二千円札を渡したら目立つから悪い事出来ない、と笑いながら話し、更生が必要な青年に無理強いする形ではなく、働くことのかっこよさ、お金の使い方を教えていったと。。。
その二千円を貰った社員は独立、起業して、綺麗な新札のお札を大事に持っていた。
そして、輝真さんの会社で人手不足になったらいつでも手伝うと話した。
素晴らしい人との繋がりの話。
カッコイイ働き方。
ただただ凄い。。。
私はこの環境の目覚ましい変化に対応する生き方が出来るか。。。
ん〜、、、私にはピンと来ないので、きっと違うんだろう。。。
でも、素晴らしい生き方だと思う。
諦めず、やってく姿勢は見習いたい。
