2016年9月〜2018年7月
メキシコのグアナファト州レオン市に夫が駐在員として働いていたので私達も一緒に生活していた。主人の任期は3年の予定だった。スタート時は単身赴任で夫だけでメキシコへ。。。
私は息子を連れて会いに行き、2回目の渡航で現地の責任者の方が駐在期間を延長することなく家族帯同で赴任してもいいと打診してくれた。
駐在員の話がきて、単身なら3年、家族帯同なら5年と言われ、任期開始前迄にメキシコ行きを決められなかった私。
決断するのが怖かった。。。
メキシコで生活するなんて自分に出来ると思えない。話せないし。。。
私は産後から鬱っぽく、周囲の目(親ならば、母親ならばこうあるべき?!)みたいな視線があると思いこんで自分勝手に自分は出来てないし、出来ないと思い込み自己嫌悪の日々。。
そんな自分を変えたくてメキシコに行くと返事した。でも、決めてもやっぱり自信なんて出てこなかったし、自分の行動も変わらなかった。。。
それは多分、自分から湧き出た思いではなかったから。
義母が家族は一緒がいいと言ったから。
主人が来てほしそうだから。。。
そういった他者目線を気にしての決断だった。。。
日本人の家族帯同者がいないコロニーでメゾネットタイプの住居に単身の夫は住んでいた。
昼間は私と息子以外日本人がいないコロニー。2ヶ月位を2回行ったかな。。。
近所のローカルの家族が良くしてくれて、公園で息子と遊んでくれたり、私のグーグル翻訳機能でのやり取りでわからないながらも話そうとしてくれたママさんパパさん。
息子さんの誕生会に招待してくれたり。。。
メキシコ人の人柄に感謝
他のママさんは私が公園で息子を遊ばせている所を見て、心配して声かけてくれて、外にLunchに連れて行ってくれた。
そのママはメキシコ人と結婚してこちらに来ていたアメリカ人の女性。
コミュニケーションは英語。
英語もままならなかった私だが、彼女はメキシコ人に対しての不満が有ったのと、自分が来た当初大変だったから、私の事を気遣ってくれた様だった。
そして、その場の会計は彼女のおごり
他にも公園で会う年配の女性は息子さんが日本企業で働いていると言い、いつも声をかけてくれた。男性も同様に日本企業で働いていて、日本に行ったことがあると声をかけてくれた。
そんな素敵なメキシコ人とコミュニケーションしたい!!と思うのに語学学習が進まない。。。必要な環境なのにやらない。。。
語学学習は、自分の行動が伴わなければ身につかない事を痛烈に感じた。
聞き取りは少ししやすくなった気はしても自分から発したい言葉をスペイン語に変換して発することはやっぱり勉強しなきゃ出来る様にはならない

そんな風に、2回の渡航で必要なことが分かっていながら行動が伴わなかった私。。。
メキシコへ引越し。。。
住まいは別のコロニーに変わった。
同社の方の住まい2件に泥棒が入った為、同社員皆さん引っ越す事となり、私達はマンションの7階、日本人が多く住むコロニーで家族一緒の生活がスタートした。

