ドラマにせよ小説にせよ、最終回とか最終巻を終えた時にやってくる“燃え尽き症候群的な感覚”、これって切ないですね。
年明けのセール、BOOKOFFにて大人買いした水滸伝。
(パリにはBOOKOFFがあるのです)
当初、本を選ぶことに対して相当な倦怠期だったため、
「19巻もあれば暫くは楽しめるでしょう」と、かなり消極的な理由から購入しましたが、思っていたよりずっと面白い。
ところどころ感激して公共の場で涙を拭いましたが、18巻ではつい堪えきれず、隣に上司が居るのにも関わらずメトロで泣いてしまいました。
ギョッとされたのは言うまでもありません。笑
なんというかその、「ドラゴンボール」を読んでいるみたいな感じでね。
ベジータ派か悟空派か(因みに私はピッコロ派)、的な話で盛り上がりたいのですが、なかなか伝わらないのがもどかしい。
林冲の圧倒的な騎馬隊とか、燕青が洪清と対峙した時の鳥肌感とか、とにかく「漢(オトコ)」が詰まった壮大な物語なのです。
(一方で、登場する女性は悲惨な描かれ方をしているものが多く、ああ~私も男に生まれたかったな...なんて思ってもしまうのですが)
この興奮を分かち合うべく、押し付けがましく各方面へオススメしているものの、なかなか読んで頂けません。
上司に無理やり貸し付けましたが、3ヶ月以上前から2巻の途中で止まっている模様。
(部下の趣味に合わせて途中まで読んでくれただけでも感謝しなきゃなりませんが)
そんなわけで只今、“燃え尽き症候群”です。
出張だらけで移動時間が半端じゃないので、心と体が読物を渇望しております。
良い出会いがないものかしら。。