夜間外出禁止令が発令中のバンコックより | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

夜間外出禁止令が発令中のバンコックより

 今日の夕方、タイのバンコックに着きました。タイでは、反政府デモ隊と政府との衝突による混乱・騒乱・動乱(何て呼ぶのが一番適切なのか)が先週一応の終結を見たとはいえ、まだ治安情勢に不確定な要素が多いということ。実際、バンコックとその他多くの州では、政府による午前4時までの夜間外出禁止令が布かれています(到着するまでは夜間外出禁止令は明日の朝までということでしたが、来てみたら29日の朝までに延長されていました)。従って、今回はエアポート・ホテル(↓)に泊まっています。


 こんな情勢ですから、今日乗ってきたANAの成田~バンコック便はガラガラでした。ビジネスクラスが全部で35席ありましたが、乗っていたのは8人ほど。当然ながら、バンコックのスワンナプーム空港も閑散としていました。これじゃあ、経済への打撃も大きいでしょうね。何よりも、死者が80人以上出た今回の騒乱の傷痕や、騒乱を間接的に引き起こしたとされるバンコックと農村部の格差などを考えると、治安が回復しても、本当の意味での問題解決には時間がかかるのでしょう。微笑みの国と言われるタイに、早く微笑みが戻りますように。