鮫になるか金魚になるか? | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

鮫になるか金魚になるか?

 本屋でたまたまこんな面白い本を見つけました。「The Shark and the Goldfish(鮫と金魚)」というユニークな題名につられて買ったのですが、ハッキリ言って正解でした。実は、ちょっと前まで仕事に行き詰っていて、「どうして自分には、いつも難しいプロジェクトばかりが舞い込んでくるのだろうか」と落ち込んでいたのです。でも、この本の教え通りに、「難局を好機と捕らえよう」と思い直したら、本当に物事が好転し始めました。

 鮫と金魚の違いは何でしょう?鮫は大海を自由に泳ぎまわり、自分だけの力で食糧を確保します。一方、金魚は金魚鉢という狭い世界で暮らし、餌を与えられるのを待っているだけです。ある日、そんな金魚がひょんなきかっけで、海に投げ込まれるてしまいます。さあ、大変。餌を自力で探したことなんてないのに、ましてや全く未知の海の中。そんな時、鮫の手ほどきで餌の探し方を学び、ネガティブだった金魚がポジティブへと成長していきます。そんな内容。副題は、「Positive Ways to Thrive During Waves of Change(変化の波を乗り越えるポジティブ思考)」とありました。この本の中で、特に心に残った言葉を二つ書き留めておきます。

1.逆境とは物事の終わりではなく、事態が好転する始まりである。

2.人生何が起こるかは分からないが、起こった事にどう反応するかは自分次第。

 あなたは鮫になりたいですか、それとも、金魚になりたいですか?鮫になるか金魚になるかを決めるのは、自分自身なのです。