いつもありがとうございます。
カローレ・カモメの福田です



2019-24=1995。


 

今から24年前の1995年1月17日の兵庫県南部地震により阪神・淡路大震災を引き起こした。





もうそんな年月を重ねたのかと、この猪、《うりぼう》のぬいぐるみを見て思い出したのが今年のお正月。



これは24年前の、2周前の1995年の新年(いや、暮れだったか?忘れた)に父が私にくれた猪のぬいぐるみだ。 


もう、teen agerにも終わりを告げるファンファーレも聞こえてきそうなのに、未だに父は私を子供と思っているのか、それとも少しでもこの環境で新しい年を感じて欲しかったのか。


そんな父の気遣いをその時は当たり前のように受け取っていた。





そして、その年の1月17日の明け方、あの地震は起こった。




このぬいぐるみを見ると、その時、阪神・淡路大震災の日のことが鮮明に思い出される。




あの日の朝、ものすごい勢いで看護師さんがベッドを揺らし、恵子ちゃん起きてくださいーって手荒い起こし方をする夢を見ていた。



まじかっ!そんなんせんでも起きるしっ!と思った瞬間、目を覚まし、何事かと思った。




それが夢なのか現実なのかも良く分からず、しばらくボーッとしていた。



その後1時間ほどたっただろうか、あれは夢だったんだなと然程の違和感もなくそう思うことにしようとしていた矢先に看護師さんが部屋にいらして「神戸あたりが、地震で酷いことことなっとるんだわー」と教えてくれた。




「地震での被害」に当時免疫のない私は、地震といえば大昔の関東大震災くらいしか、しかも歴史としての知識記憶しかない。




テレビに映し出される壊滅した街。
日々増える死者、炊き出しに並ぶ人々、未だ行方不明の家族を探す人。



そんな日のことを思い出す今日なのでした。



皮肉にもあの日の24年後も病床にいるとは!(笑)



「まあまあ時間が薬よ」と口々にその年月と同じく年を重ね、おばさんが言うような言葉だねと思っていたこの言葉を何のためらいもなくいう親友たち。



あれから、何かが変わってる傍ら、何も変わってなくて。




病室から見える夕焼けとなり続くナースコールにカタカタと音を立てて忙しく走り回る看護師さんの柔らかなどうしましたかー?と言う声を背に聞きながら、耳元では15年ぶりくらいにGREEN DAYの「マイノリティ」を聞いている。

名曲は色褪せないものだ。





私もこの病棟ではある意味minorityなのかもしれない。笑


仲良くなった向かいのおばあちゃんは、たくさん花や家に置いてきてしまったおじいちゃんの話をしてくれる。

たくさんの蘭の品種の名前を教えてくれる。
難し過ぎて、その場ですぐ忘れてしまうが、またおばあちゃん明日も話してくれるだろう。


私はおばあちゃんになんとなくタメ口。
なのにおばあちゃんは私に敬語。

 

そしておばあちゃんは145cm、私は170cm。
どうみてもいじめにしか見えないだろうw




おばあちゃん、そろそろ晩御飯だねー。

また明日も朝日を見ながらお話ししよう。


おばあちゃん24年前なにしてたんだろう。
明日の朝のミーティングの議題はそれにしよう。

 

AmazonミュージックはGREEN DAYのBasket caseを流している。


さて、明日もリハビリ頑張りますか。









明日もその先の未来も皆さんと皆さんの愛する人が笑顔で入られますように。