「あらーっやえちゃんお出かけ?」
「ええ、息子が買い物に乗せて行ってくれるの」
「あっ、母がお世話になってます」
「あらお嫁さんも一緒?」
「ええ、遊びに来てくれて」
「いいわねえ、仲が良くて」
「では失礼します」
私は、余り近所の人とは面識が無い緊張したー。
連れて行くところは、日曜日にも要されて居る、
肉のびっくり市、だった、
初めての私は値段の安さと量に驚いた、
野菜がデカいザル売り、芋も、人参も、シイタケも、玉ねぎは20個は入ってる、
魚も、デカい皿に10匹以上、切り身も凄い、それが2,3百円で売ってる、
周りの人が義母に声を掛ける、
「やえちゃん、今日は1人かい?
「まさやんは、又酒のんで寝てんのか?」
次々に店の人が声を掛ける、
(普通こんなに大勢人の来る所で、個人的に声を掛けて来る事は無い、)
「まさやんは、面白い奴だよなあ」
「飲むと皆さんにご迷惑を掛けてしまって」
「いやあ、酒さえ飲まなければ、あんないい奴いないよ」
隣の人がすかさず、
「酔っぱらって、俺に売らせろと言われた時、驚いたが」
「まるで映画の寅さんばりに客呼び込んで、本当に売り切っちまった」
そして、物をくれるのだ、ただで!
「いいえ、お金をお支払いします。」
「じゃあ、100円で!」
どんどん荷物が増えて行く、どこの店に行っても、
同じように対応される。
(考えられないでしょう?私もそう思って居ました。)
「タクシー、着払いで市に乗付け、その後、酔っぱらったまま、」
「有る物を売っちまうんだから、凄いよ、まさやんは」
「やえちゃんも、まさやんの尻拭いだと言って、市に来て手伝ってくれたり」
「本当に、こっちこそ世話に成りっ放しでよう」
何てこどだ、あの酒乱おやじが、皆に、めちゃくちゃ好かれている。
そして誰も、奥さんとも旦那とも呼ばない!
まあ、酔ってる時は、お義母さんをやえちゃんとしか呼んでないが、
夜遊びに行って飲み初めに遭遇した時、
「なあ、やえちゃん」
と呼んでいた。
帰り道、友達のお宅にもより、紹介され、買ったものをお裾分けして行った、
皆なやはり、二人を愛称でしか呼ばない、
これは凄い事だと、本当に思った、
名字で呼ぶ人はい無いんですよ。
でも、酒乱おやじは私達には、メーワクでしか無く、
この後も色々やらかしてくれるんです。
つづく