キーンランドS 流れの見解



3000万超過額馬は4000万毎に1K増という特殊な賞金体系を持った
レースである。(通常3000万超過馬は2000万毎に1K)

つまり近走重賞勝利馬がその賞金額を加算しても
当該重賞では勝利時と同斤量で出走できる仕組みとなり
裏を返せば、前走重賞勝利馬のために組まれた番組となる。

能力あるスプリント戦の有力馬が、
なんらかの理由で、重賞1つの賞金額しか保持しておらず。
目前に迫ったG1スプリント戦において賞金除外とならぬよう
取り計らったのであろう。そうなれば、このレースの
予想ポイントはココにあるとレーティングマニアックでは踏んでいる
レースである。


10秒ラップが前半3Fの中に2つ入るのが函館スプリント戦の特徴。



※同タイプの流れになるスプリント戦重賞は、
現在は北九州記念(過去1200戦だった阪急杯)のみである。

単純に1200m戦において、10秒ラップが前半に2つ入る流れは
京都のオープン戦などでもこの流れになる事があり、ある意味特殊な流れなので
当該流れにおいて、好走した馬も特殊な馬という認識も必要
エイシンタイガーなどはその代表例だろう。


ダッシャゴーゴーの戦績を見ると好走時は前半3Fに10秒ラップが1つだった場合の
好走が見受けられる。

同じように、ドリームバレンチノの3戦連勝時のラップにもまた
10秒ラップは1つしか入っておらず、その前の負けている2戦は10秒ラップが
2つ入っている事は注目すべき点である。

この観点で考えると、今回、昨年同様の流れになった場合
勝てる可能性が高い馬は、バドトロワもしくはテイエムオオタカである。

昨年の札幌戦後半に覚えたバドトロワの武器は
前半10秒ラップを二度踏む流れを作ることが特徴だった。

今年に入り控える競馬を習得した今回、この馬がハナを叩くと事は考え辛い。
結果的に、流れが函館スプリントSのように、ぬるい流れになった場合
ダッシャゴーゴー、ドリームバレンチノの2頭にもチャンスがある。


札幌日刊スポーツ1600万条件の過去の流れを見ると
10秒ラップを二度踏む流れは、
ビービーガルダンと今年のテイエムオオタカ戦であるため
今年のテイエムオオタカは注目すべき馬となる。


また現開催の小倉コースのスプリント戦の流れは頻繁に
10秒ラップ2度が計測されており、そういう意味では
10Rに組まれた天草特別1000万条件の決着は
一筋縄ではおさまらない可能性が高いと見ている。


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