大衆博打の基本


例えば、池江厩舎にブードゥーロアという馬がいます。
3月4日の新馬戦に出走した馬です。
世評では、当然のように、追い切りの評価や関係者の背景
その他、いかにも勝てそうなコメントが書いてあったのか
1番人気になっていました。

同じように、3月11日に使われたロードハリケーン
3月17日に使われた、ミッキーマーチなども似たような人気馬に
なっていました。


私は彼らの追いきりを見た事もなければ、関係者の背景も知りません。
ですから、上記の馬が強い馬なのか?そうではないのかは
知りませんし、ましてや馬と話ができるわけでもないので
具合が良いのか、他馬の中で当該馬がボス的存在であるのかも
判りません。


でも私は池江厩舎が3月に新馬でおろした馬は14頭いて、
勝利したのは、2010年のルナーレガシーという馬だけである事を知っています。
上記の関係者他、追いきりなどの時計も事実かもしれません。
でも私が書いた、ほんの少しのDATAこれも事実です。

当然の事ですが、上に記した簡単なDATAは他の月毎に知っています。
ですから池江厩舎の2月度の新馬の成績も知っています。
芝、ダのレースに15頭出走し、7頭が勝利していて
単回収率152円、複回収率114円である事


芝、ダ別の成績に分割すれば、芝では8頭出走し、5頭が勝利している事も
知っていますし、細かく分別すれば、京都及び阪神の中央開催の芝の成績は
着外など無い事も知っています。これもまた事実です。

 さて馬券のアプローチの手法は沢山あると思います。厩舎情報等のフレコミ
や関係者からの勝負度合いの報告などなどより、このように調べるというほどの
事でもないDATAからでも充分勝ちを取れると思います。


 では今度は、より多くの利というものを得るにはどうすればよいのか?
馬券が当たればよい? そうです。もっともな事です。
でもより多くの利を得るには、できれば、先ほど挙げましたブードゥーロアや
ロードハリケーンもしくはミッキーマーチなどをそれこそ、より多くの
競馬ファンの方が購入してくださった方がよいのは当然のことです。


 これも簡単なひと手間で事足ります。もともと世評を背負った馬なのですから
単純に強い、もしくは、強そうなどと世評通りの事を吹聴すれば、誰も疑いませんし
負けたところで、新馬なんだから仕方ないなどなどといわれるだけの事です。
誰も負けるべくして負けたとはいわないはずです。


ポイントは「より多くの方」という部分です。


フリーという書籍がヒットしたことがあります。
大衆博打の基本のような事が書いてありました。
つまり無料である事、無料で利を得られる部分、それは
「より多くの方」が集まるということになります。

大衆博打の基本です。


私は、トリックアート(だまし絵)のような言葉を好んで使います。
例えば、「相手が1000人でも1万人でも私は一人でも戦う!そして
勝ってみせる!」という云った事がありますが、


この言葉に対して返ってくる言葉は「ほ~たいした自信ですな~」
と半分以上バカにされたような言葉が返ってきます。


ですが上記に説明した事(ポイントは「より多くの方」)の背景から
出てきた言葉だという認識の下に言葉を受け取ると、私の言葉は正論です。
逆にいえば、一人だからこそ勝てるのであって、1万人で
1人を相手にしていては勝てないどころか利がほとんど無いのが
大衆博打なのです。

そうなると、「ほ~たいした自信ですな~」という言葉は
マヌケな言葉以外のなにものでもない返しになってしまいます・・・。

文脈を読めるか否か?とは、特に博打屋の場合一歩間違うとまるで正反対の
方向に向くところが面白いな~と。


レーティングマニアック管理人