馬の測り方


朝日チャレンジカップ


キャプテントゥーレが人気を背負う事は誰の目にも

疑いのないところだろう。


サイン馬券好きの方には、ヨダレもののゼッケンをつけて

いかにも優勝はこの馬だといわんばかりのサービスだ。

(皐月賞G1 昨年度の朝日チャレンジC共に6番ゼッケン)

だが果たして競馬がそんなに甘いものだろうか?


馬の測り方の基本として、出馬表を眺めて隣の馬と

比較したところでよりよい結論が出せない場合も多い。


このような場合、レーティングマニアックの「はかる」

というのはどのように行うものなのか?

例を挙げてみたい。

視点は、昨年の朝日チャレンジ。

キャプテントゥーレの2着馬に目をやる。

ブレイクランアウトだ。

この馬の成績を見ると、当然だが共同通信杯馬で

あることがわかる。

この共同通信杯、トップカミングという当時は

堅実な馬が3着になっている。

ブレイクランアウトとは0.4差だ。

次走に目を向けると、若葉Sこちらも0.4差で

走っていることがわかる。

勝ち馬はベストメンバーだ。


はかりのモノサシをトップカミングにすると

ブレイクランアウトとベストメンバーの力は

ほぼ同じという見方ができる。

ブレイクランアウトとキャプテントゥーレの

昨年の朝日チャレンジの着差は0.0差

斤量の違いは、3歳はアロワンスがあり

同斤量とみなす。

そうなると、今年はキャプテントゥーレ

当時より1K増

一方のベストメンバーはキャプテントゥーレから

1K減となる。

ベストメンバー

案外差しきる可能性も無いとはいえないレースとみた。


と書いておいて、自身はしたたかにキャプテントゥーレに

賭けてしまうのが博徒というものであることも確かなこと

ギャンブラーにとって常に敵は大衆なのだから。

それは胴元であるJRAも同じだろう?

ありすぎる知識は混乱を招くが混乱を

整理するのもまた知識なのだ。