今年は10月4日にロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏G1)ですが、その登録が5月13日に締め切られました。

最近は日本からもちょっとした遠征感覚で出走する馬が多くなってきていますが、
今年も日本から5頭の精鋭が凱旋門賞に登録をすませました。


ただ、ちょっとした異変が...


一昨年の凱旋門賞で4着の日本のエースのキズナが登録を見送ったんです!
あれだけ再挑戦を関係者は公言していたにもかかわらずです。


正直なところ、骨折休養明けからのキズナのレース結果はあまり納得のいくものではなかったですからね。
ヨーロッパの馬場での2400メートルを勝ち切るのは今のキズナではしんどいでしょうから、
凱旋門賞登録見送りは英断と思います。


そのキズナに代わる精鋭たちは、
桜花賞では期待を裏切った形になりましたが、
きさらぎ賞で牡馬を一蹴した潜在能力は世代屈指のルージュバック、
ドゥラメンテ、リアルスティール、
昨年のダービー馬ワンアンドオンリー、
キズナ世代のダービー2着、菊花賞馬のエピファネイアです。

やはり、3歳馬の斤量が有利なこともあり、
5頭のうち3頭が3歳馬。
輸送のリスクも大きいですが、それ以上に斤量は魅力的なんですね。

今年はどういったレースぶりを見せてくれるのか、楽しみしかありません。

さて、先に触れたキズナですが、
次走に予定していた宝塚記念も回避し、
天皇賞・秋を目標に再調整される模様です。

馬の状態に合わせたローテーションではなく、
先に出走レースありきのローテーションも
問題だったかも知れませんね。



その凱旋門賞を楽しむための予習として、
これが最適でしょう。

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