インターネット放送「競馬のおはなし」(FRESH!)で競馬ファン必見の新企画が一口馬主のおはなしがスタートした。3回に渡って放送されるこのコーナーは、ディープインパクトなど数多くの名馬を担当して来た、当番組のMCでもあり、装蹄師・西内荘が一口馬主クラブを訪れ、明け2歳馬で引き続き募集している若駒を実際にチェックし、番組スタッフが責任を持って出資、購入馬のレポートをしっかりと追いかけ、馬主気分を味わってしまおうというドキュメント。既に2回放送しており次週15日放送では、いよいよ募集馬が決定する。(FRESH!21時から生放送)


 

今回は追分ファームの馬を中心に募集しているG1サラブレッドクラブに協力してもらい、西内荘が募集馬を吟味。G1サラブレッドといえば、416日に行われた皐月賞では2着のペルシアンナイト、今年のAJCCで優勝したタンタアレグリアなど数多くの重賞ウィナーを排出してきた名門クラブで、 14日に行われるヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)にもジュールポレールが出走する今、最も勢いのある新興一口馬主クラブだ。

 

前回までの放送では、候補馬6頭を吟味し、ディープ産駒、ステイゴールド産駒、キングカメハメハ産駒など、良血馬ばかりのラインナップに「良い馬ばかりです。」と頭を悩ませる西内氏。馬選びで重要視するポイントをMCの見栄晴から質問されると、「軽さと柔らかさ、柔らかさと軽さは天性のものがある」と、この時期になってくるとある程度わかってくるようで、脚を触った時の感触がとても重要だと独自の視点で語った。

 

馬体の見方、馬選びのポイントなど、プロが選んだ馬が果たしてどのような結果を残すのか 次週放送では馬の見方などを解説し、いよいよ購入する馬が決定するが、実に斬新なこの企画の行方は果たして

実際に入厩した際には西内氏が装蹄を担当する予定だそうだ。アーカイブ視聴は「競馬のおはなし」ウェブサイト、一口馬主のおはなし特設ページまで。

 

【一口馬主とは】

商品ファンド法に基づき、競走馬の権利を競走馬の権利を20口~500口程度に分割し、出資を募集するという制度。従来の個人馬主になる場合、年収などの諸条件があり高額な費用が掛かりますが、皆でお金を出すこの制度は一口数万円からの出資が可能で、レースの結果に応じて賞金も獲得出来る為、どんな方でも馬主気分が味わえるのが特徴。現在JRAでデビューを目指す競走馬の一口クラブは約20社程存在している。

 

【装蹄師・西内荘とは】

ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴の1つ。