去年は大儲けしたレースだったね…
「シリウスS・G3」(10月2日、阪神)
底を見せていない3歳馬が、歴戦の古馬に挑戦する。グリッターウイングはデビュー戦から2勝、2着5回と連対を外したことがなく、重賞のレパードSでも鼻差2着。成長途上の段階とはいえ、能力の高さは明白だ。ダート2000メートルに変更してからの過去3年間では、3歳馬が2勝と実績を残しており、期待が高まる。
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古馬ダートのオープンは層が厚いかもしれない。それでも、グリッターウイングには未知の魅力が十分に漂う。デビューから7戦して2勝、2着5回。前走のレパードSでもゴール寸前で鼻差負けただけ。抜け出すとソラを使うなど、子供っぽい面はあるが、その分、伸びる余地はいっぱいだ。島助手も「ここに来て内にささる癖もなくなっているし、少しずつ成長はしている」と地力強化を口にした。
今後を占う意味でも重要な試金石となる。「今の時点でレベルの低くないダートのオープン馬たちと、どこまで戦えるか。楽しみは楽しみ」と不安よりも期待の方が上回っている様子。前走後は2週間ほど放牧を挟み、栗東に戻ってからも順調に乗り込まれている。「体調面は問題ない。体重も前走よりは少しプラスで出せそう」と好感触だ。
距離が2000メートルに変更されてからの過去3年間では3歳馬が2勝と、心強いデータもある。「距離は問題ないし、もっとあってもいいくらい」。今年も若武者が厚い壁をぶち破る。
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