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パンダが振り返る重賞レース

JRA(中央競馬)の重賞レースを回顧します。ぶっちゃけ未来につながる予想用備忘録です。

2、2、3、3、4……これはなんだと思いますか?

実はヴィクトリアマイルを勝つまでのホエールキャプチャ自身のGI順位です。阪神ジュベナイルは4番人気で2着、桜花賞は1番人気で2着、オークスは2番人気で3着、秋華賞は1番人気で3着、エリザベス女王杯は6潘人気で4着、例え、1番人気に選ばれようがGI初制覇が難しいことがわかります。

そのため、6度目のGI挑戦となるヴィクトリアマイルで初制覇を果たしたホエールキャプチャと横山典弘騎手に惜しみない賞賛が送られました。それではレースを振り返ります。

一頭が大きく出遅れてスタート。逃げ馬が先頭争いのなか、ドナウブルーが二番手。ホエールキャプチャは少し遅れて中団よりやや前といったところ。さらに中団には連覇を狙うアパパネがいます。レース展開はほぼ平均ペースです。残り800mを切り、ホエールキャプチャが先に仕掛ける。残り600mの頃には絶好の位置で直線へと入ります。アパパネはまだ動きません。

直線に入り、ホエールキャプチャとドナウブルーが加速します。その後ろから猛烈な末脚でアパパネが迫ってくる。ここで逃げ馬を抜きさり、先頭はドナウブルー。しかし、すぐに芦毛のホエールキャプチャがかわして前に出る。そこからリードを半馬身守り切り、一着でゴールイン。勝ったホエールキャプチャの横山典弘が右手を高々と突き上げました。

  
11月24日、東京競馬場で開催されたジャパンカップ(GI)はジェンティルドンナが勝利しました。この様子をテレビで観戦していたのですが、レース前、ジェンティルドンナの調教師が「昨秋と同じ力を出せば勝てる」とコメントしていました。

2012年のジャパンカップといえば、クラシック三冠馬のオルフェーヴルと牝馬三冠のジェンティルドンナの激突ということで大いに盛り上がりました。特に、二頭の直線での壮絶な叩き合いは競馬史に残る名勝負となりました。では、レースを振り返ります。

オルフェーヴルが好スタート。ビートブラックが逃げの姿勢、その後にトーセンジョーダンが続きます。3番手にはジェンティルドンナ。オルフェーヴルは後方から5番手辺りの位置です。レース中盤でも、先頭はビートブラック。さらにリードを広げて逃げていきます。後ろにトーセンジョーダンと続き、ジェンティルドンナはそのままの位置をキープ。後方のオルフェーヴルもようやく動きますが、すでにビートブラックは600mの標識を過ぎて直線へと入ります。

直線でもビートブラックが逃げる。しかし、残り200mを切る頃にジェンティルドンナとオルフェーヴルが強烈な末脚でビートブラックを鮮やかに抜き去ります。二頭の激しい叩き合いはゴールまで続き、一歩も譲らない二頭がそのまま同時にゴール。勝ったのはジェンティルドンナでした。
  
なぜか1番人気では勝てず、穴馬として知られる個性溢れるダイタクヘリオス。その父親の不思議な巡り合わせを引き継いでしまったのか。その産駒であるダイヤクヤマトもひと味違いました。

ダイタクヤマトはオープン戦初参加となる2000年の高松宮記念(GI)では11着。ですが、このレースは大混戦であり、勝ったキングヘイローとダイタクヘリオスはわずか0秒5差でした。その後、出走したスプリンターSでの人気は16番と最低。しかし、人気と本当の実力は時として異なります。この16番人気で勝ったのがダイタクヤマトです。では、レースを振り返りましょう。

スタートから勢いよく飛び出たダイタクヤマト。かなりの好スタートを切って逃げ切り策。距離は1200mなのでスプリンターSではわりとこの作戦は常套手段です。その後もダイタクヤマトが先頭をキープ。高松宮杯を勝ったキングヘイローは後方です。レースはあっという間に直線に入りますが、先頭のダイタクヤマトからは疲れた様子はありません。そのままコーナを曲がり、直線へとなだれ込みます。

各馬が一斉にスパートをかける。先頭はダイタクヤマト。後続馬も一気に追い込んでくる。けれどもダイタクヤマトはリードを延ばす末脚でトップを独走。ゴール前、スタミナ切れを起こしていましたが大きなリードを守り切り、そのままダイタクヤマトがゴールイン。最低人気馬のGI勝利となりました。

毎週開催される競馬において最も馬券が購入された馬が1番の人気になるわけですが、この本命馬が必ず来るとは限らないのが競馬の常識であり、または醍醐味でもあります。ですが、世の中にはダイタクヘリオスのように1番人気で勝ったのが3歳のさざんか賞だけという珍しい馬もいます。

ダイタクヘリオスが1番人気で推されたレースは生涯で6回ほどあり、その中で重賞は92年のダービー卿CT(GⅢ)、安田記念、スプリンターSなどGIを含めて合計4つありました。反対に1番人気以外で勝ったのが91年、92年のマイルCSなどです。今回はダイタクヘリオスが4番人気だった91年のマイルCS芝1600mを振り返ります。

ややばらけたスタート。ダイタクヘリオスは人気どおりの4番手の位置に付きます。1番人気のダイイチルピーは後方から4頭目。その後にケイエスミラクルが追走します。そのまま順位の変動もあまりなく、直線前にダイイチルピーが後方からあがっていく。それを見てケイエスミラクルも後を追う。ダイタクヘリオスは既に先頭でそのまま直線へとなだれこみます。

先頭はダイタクヘリオスで後続馬を二馬身ほど突き放す。ゴールまで残り200m切る頃、後ろからダイイチルピーが突っ込んでくる。さらに、外からケイエスミラクルも参加して二番手は混戦状態。しかし、ダイタクヘリオスはリードを守りそのままゴールしました。
  
マヤノトップガン、サクラローレル、そしてマーベラスサンデー。1995年に新3強と呼ばれた馬たちです。その中で成績以上に評価されながらも、健康面や脚下に不安があったマーベラスサンデーです。父はサンデーサイレンス、母はモミジダンサーです。

デビュー前に骨折と病気となり、3歳の2月と遅いデビュー戦となります。初戦、500万クラスで2連勝したと思ったらまた骨折です。そして、一年後に戦線を復帰すると今までの鬱憤を晴らすかのような6連勝。しかも、その中で重賞が4つも含まれていました。

97年の天皇賞・春ではサクラローレルやマヤノトップガンとも戦いましたが勝てず、その後、宝塚記念に出走します。現れたのが次世代の名馬、バブルガムフェロー。では、レースを振り返ります。

スタートは綺麗に揃います。バブルガムフェローは中団の位置。後方にはマーベラスサンデーが追い込み狙いで追走。二頭の位置はレース中盤もほぼ変わらず、第3コーナーのカーブを曲がる頃、徐々にペースをあげていきます。直線入る前、先に上がってきたのがバブルガムフェロー、後ろからマーベラスサンデーです。

直線ではバブルガムフェローが先に先頭に立ちます。外からマーベラスサンデーも一気に上がってくる。そして、ゴール前、二頭の激しい競り合いに。バブルガムフェローが前で粘りますが、マーベラスサンデーがかわして勝利です。