三洋電機は日本経済新聞が19日付朝刊で、ニッケル水素充電池の生産量を08年度に年産5000万個(前期比で約2倍)まで倍増させると伝えた。三洋電では「営業力の強化により販売数を増加させる。特別の設備投資を行うわけではない。販売力の強化体制は既に整っている」(広報担当)としている。事業の取捨選択を進め経営の立て直しを図ってきた同社は、2次電池関連を事業の柱に据える。「電池関連市場はまだまだ拡大が続くとみている。環境に対する意識の高い欧州での拡販に力を入れる。また、広大な市場の中国など、アジアや新興国地域も視野に入れている」(同)という。


出典:株式新聞