JRAウルトラプレミアムレース

タイキシャトルカップ 🏇💨


日曜日(6月2日)

東京競馬場

★ダート1400m

3歳以上3勝クラス

ハンデ


五週連続で行われた東京競馬場のGⅠ 競走も今週末がオーラス。其れを飾るに相応しいとされている上半期マイル王決定戦は安田記念GⅠ に対するメモリアルヒーローとして選出されたのが1998年の覇者で前年に続いて秋にはマイルチャンピオンシップGⅠ を連覇、更にジャック・ル・マロワ賞GⅠ も制したタイキシャトル。外国産馬故にクラシック競走及び天皇賞への出走が当時は叶わなかった事、デビューが少々遅れた事も有って短距離戦線へ活路を求めその戦術を見事に成し遂げたのがもう30年近く前の事だったのは意外な事の様に思えてならない。


尚、例年であればこの開催で東京ダート1400mで行われる3勝クラスの特別競走は麦秋ステークスである。その競走名にある麦秋とは、麦の穂が実り収穫期を迎えた初夏の頃の季節の事を指す。よってここではその麦秋ステークスの勝ち馬にも触れておく。


★ 麦秋ステークス 主な過去の勝ち馬 ★


・ ウインデュエル ・ トウショウギア ・ モンテタイウン ・ エアマックール ・ ブライトライン ・ ベストマッチョ ・ ユラノト ・ ミッキーワイルド ・ タイセイサムソン ・ エルバリオ(昨年)  etc……


麦秋ステークスは2016年までダート1600mで行われていたが、夏至ステークスとの交換で距離が変更されている。その時代に麦秋ステークスを勝ったトウショウギアはオープンクラスではダート1400mを得意としていた。またブライトラインは後にみやこステークスGIII を優勝するなど、距離実績は比較的広いレンジでマークした。


★ JRAウルトラプレミアムレース タイキシャトルカップ 🏇💨


①着  バグラダス(牡4) 3番人気

タイム  1:21.8(重)

1番人気  ハードワイヤード(牡4) ⑬着



★ 東京ダート1400mに拘ること五戦目で……


最後方で4角を通過して直線半ば辺りから追込が届きそうな勢いを見せ、ゴール前余裕もって先頭に立って完勝の勝ち馬バグラダスは、マジェスティックウォリアー産駒できょうだいには先週行われたばかりの葵ステークスGIII 優勝のピューロマジック等が。このクラスでは昨年秋から行われた東京ダート1400m戦を全て出走を続け ② ② ③ ③着と惜敗を重ねていた。今回も東京ダート1400mへの出走でその五回目にして待望の勝利を鮮やかな追い込みで決めた。オープンクラスでは層の厚さから東京ダート1400mへの拘りを持ち続けるのは厳しくなりそうだが……