フリーウェイステークス 🏇💨


日曜日(5月19日)

東京競馬場

☆芝1400m

4歳以上3勝クラス

定量


現在やオークスデーにて行われる名物競走としての誉高い条件特別競走である。今年はJRA70年にてJRAウルトラプレミアムレースが企画され、当該のGⅠ 競走の一つ前の競走が其れに取って代わる事となっており、例年10Rで行われているこの競走がその最たる候補だったと思われたが、名物競走たる所以もあってか?! その候補から外れ今年は第9競走にて行われた。


競走名のフリーウェイが意味するのは、東京競馬場の南側近くを東西に横断している中央自動車道の事で、発走ファンファーレが演奏される際、ターフビジョンにはパトロールカメラによってその生の様子が発走合図を行う審査員が赤い旗を振る映像に続いて映し出されるのが通例となっている。また、出走馬の本馬場入場の際には松任谷由実さんの代表曲のひとつであり、調布インターから八王子方面を黄昏時に走る恋人達の様子を描写した楽曲 中央フリーウェイ🎶 が流れる場合もある。因みに今年は流れていた模様。


☆ フリーウェイステークス 主な過去の勝ち馬 ☆


・ ロイヤルキャンサー ・ グランリーオ ・ ダイワメンフィス ・ ドラゴンウェルズ ・ ロードバリオス ・ インプレスウィナー ・ ミトラ ・ ロワアブソリュー ・ テンハッピーローズ(ヴィクトリアマイルGⅠ ) ・ ペイシャフェスタ (昨年)  etc……


先週行われたヴィクトリアマイルGⅠ をブービー人気で制した事で記憶に新しいテンハッピーローズは一昨年のフリーウェイステークスの勝ち馬だ。人気薄だった要因の一つにマイル戦は些か距離が長いという認識が戦歴から分かっていて、自身の得意な距離は実績から芝1400m、特に左回りに於いて其れが該当していたと言って過言でなかった。

だが、過去の勝ち馬の中には単なる短距離実績が高かった馬とは言い難い者も存在した。2012年のフリーウェイステークスを完勝したミトラは勝って3連勝となったものの当時4歳だった事もあり間もなく行われていたクラス再編により結果的に次走も準オープンクラスに留まった。秋にはオープン入りを果たすと中山マイルのニューイヤーステークスでオープン入り初勝利の後長期休養を経て2014年、パラダイスステークスで①着。そこまでならば短距離志向と考えて良いだろうが同年秋にデビュー戦以来となる中距離競走である福島記念GIII に出走して其れを優勝が重賞初制覇。次走は年を越えてのアメリカジョッキークラブカップGII で②着。同年秋には産経賞オールカマーGII ③着、福島記念GIII は②着、そして当時暮れの中京競馬場にて行われていた金鯱賞GII で二つ目の重賞制覇に。去勢の効果もあったであろう?! 晩年は中距離にシフトして重賞ウィナーとなったミトラだった。


☆ 2024 フリーウェイステークス 🏇💨


①着  シャドウフューリー(牡4) 1番人気

タイム  1:20.5(良)

1番人気  シャドウフューリー(牡4) ①着



☆ 約束通りの勝ち抜けも……


人気に推されたシャドウフューリーは5番手あたりを追走して直線鋭く伸びて抜け出して人気に応える快勝でオープン入りを決めた。前走クラス初戦だった湘南ステークス(東京芝1400m)を②着と勝てなかったもののいきなりの好走は得意の左回り、特に芝1400mのそれという事から、ここは狙いを定めての出走故に勝つ事が宿命的だったかも?! ただオープンクラスでは自身が得意とする左回りの芝1400mとなると京王杯スプリングカップGII 、パラダイスステークスL、オーロカップL と東京競馬場で少々用意されている形であり、それらへの出走自体はそう難儀でも無いとしても機会が少ないのは否めず故にテンハッピーローズの様な未来図も検討せねば……