優駿牝馬オークスGⅠ 🏇💨

優勝  チェルヴィニア(牝3) 2番人気 🌸
タイム  2:24.0(良)
1番人気  ステレンボッシュ(牝3) ②着(1/2)

ℳ𝑦.注目馬  タガノエルピーダ(牝3)  ⑯着 6番人気



☆ 雪辱を晴らした孝行娘は……


1000m を 57.7 秒というペースで単騎で逃げていたショウナンマヌエラ(牝3)を3角でその先頭を奪ったのはヴィントジュティレ(牝3)だったが直線間もなくランスオブクイーンが躍り出る。差し追込み勢が優勢の流れで人気の桜花賞馬ステレンボッシュは馬群内目から抜け出してゴール近くにて先頭に。そのまま押し切るかと思える体勢だったが外から襲いかかったチェルヴィニアがかわして半馬身差先着を果たし、桜花賞惨敗の雪辱を見事に晴らした。昨年六月に早々とデビューを果たしたその舞台は「この世代に於ける最初の伝説の新馬戦」といって過言では無い東京芝1600mの牝馬限定戦。1番人気に推されるもボンドガールの②着に。次走新潟で初勝利を挙げると今度は出世レースの誉れ高い重賞競走、アルテミスステークスGIII を優勝したが2歳女王を決める仁川の舞台には向かわず、それどころか桜花賞GI へ直行した。結果は前述した通り惨敗を喫する。有難いことにファンはここで2番人気という支持を与えての牝馬クラシック第2戦だった。母は2016年の優駿牝馬GI であのシンハライトとクビ差②着に泣いたチェッキーノ。サンケイスポーツ賞フローラステークスGII の優勝があったものの、クラシック制覇を惜しくも逃した史実は変わらず、その無念を娘のチェルヴィニアが払拭させた。母の所属厩舎は藤沢和雄調教師の元、一方で娘のチェルヴィニアは現在や次々とGI タイトルを奪取のキムテツ厩舎。鞍上はドバイで負傷したものの驚異的な回復を遂げている第一人者のC.ルメール。一流のチームからまた一頭、リーダーに成りうる存在が現れた、今年の優駿牝馬GI となった。