六社ステークス 🏇💨
土曜日(5月11日)
東京競馬場
☆芝2400m
4歳以上3勝クラス
定量
京王杯スプリングカップGII が行われる土曜日の東京競馬、その前座にて行われる。昨年までは秋の東京開催で行われていた。因みに春の開催では昨年まで緑風ステークスが同じクラスの芝2400mで行われていた。
競走名の六社とは、東京競馬場に程近い場所に所在する府中の大國魂神社の別称。
☆ 六社ステークス 主な過去の勝ち馬 ☆
・ ムイトオブリガード ・ アフリカンゴールド ・ グロンディオーズ ・ ブレークアップ ・ チャックネイト etc……
六社ステークスは2017年より行われている。同年より府中牝馬ステークスがアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスGII となり、前年までのアイルランドトロフィーはオクトーバーステークスとなり、同じくオクトーバーステークスの条件を六社ステークスが継いだ形。2016年までは六社特別なる1000万以下の特別競走だった。
上記に取り上げた主な過去の勝ち馬は後にGII クラスの中長距離戦或いは長距離戦のGIII クラスを優勝している。
☆ 緑風ステークス 主な過去の勝ち馬 ☆
・ マリアライト(宝塚記念GⅠ 他) ・ ウインテンダネス ・ ゴールドギア ・ アイアンバローズ ・ カーディナル(昨年) etc……
マリアライトは2015年に緑風ステークスを勝つと次走当時行われていた4歳夏のクラス再編により一旦準オープンクラスに降級。格上挑戦の形でマーメイドステークスGIIIに臨み②着でオープンクラスに返り咲いた。同年秋にはエリザベス女王杯GⅠ を優勝。翌2016年には目黒記念GII ②着から宝塚記念GⅠ でドゥラメンテ、キタサンブラック等を退け優勝した。
☆ 2024 六社ステークス 🏇💨
①着 マキシ(牡4) 3番人気
タイム 2:25.9(良)
1番人気 ハーツコンチェルト(牡4) ④着
☆ 好対照な二頭の4歳牡馬‼️
非常に上手い走りでこの六社ステークスを制したマキシの一方で、東京優駿GI で③着は後に大阪杯GI を制したべラジオオペラ、レース自体を制したタスティエーラ、皐月賞馬ソールオリエンスとタイム差無しの接戦を演じたハーツコンチェルト。ここに至る戦歴を考慮したとしてもダービーの惜敗を思えば期待したくなるのは致し方なかった。だが結果はと言えば上手い走りでオープン入りを決めたマキシとは対照的に、ナンボ後方からの追い込みでは展開が向かなかったとはいえ伸び代が得られていれば突き抜けても不思議無いところ。だがあと一歩の押しが足りない消化不良の走りに、ダービー馬タスティエーラ等の実績馬達がもがき苦しんでいる姿と何ら変わりがない印象だ。クラシックホース達は最前線での戦いだからまだ救われるところだがこちとら準オープンクラスでという点がまた切ない。
一方でマキシはもし目黒記念GII が1ヶ月後に行われるのであれば勝ち負け候補として大いに評価を受けるべき存在だと言える程の大きな可能性が感じられる存在と言えるだろう。昨年の京都新聞杯GII でタイム差無しの大接戦の中で④着に入ったものの秋は全休を余儀なくされ、今年の一月に漸く2勝目をマーク。白鷺特別(2勝クラス・阪神芝2400m)を勝っての3勝クラス初戦というローテでの一戦を高内容で通過したのは当然の結果とはいえ実績面で遅れを取った事から評価を些か落としてのもの。だが前述の通り、既に重賞初制覇も夢では無いところに。ロンジン賞ジャパンカップGI で…と言うのはどうかだが、札幌日経オープンLであれば確勝という印象も強まったところだ。