テレビ西日本賞北九州記念GIII 🏇💨


日曜日(6月30日)
小倉競馬場
☆芝1200m
3歳以上オープン
国際
ハンデ
サマースプリントシリーズ第2戦

京都競馬場での宝塚記念GI が終わり、今週末より本格的な夏競馬への突入となる。舞台は京都競馬場から小倉競馬場へ。本来であれば先週までは阪神開催で今週末からは夏の中京開催となるところだが、阪神競馬場ではスタンドリフレッシュ工事が行われており、このような変則開催となっている。
本来この重賞競走は八月半ば、札幌記念GII と同日にて行われるのだが、前述した通り阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事により変則編成を余儀なくされている為、中京開催と小倉開催とを入れ替えた。それは九月期の阪神開催を中京競馬場で代替する事と幾らか関係がありそう。その辺は夏の中京開催の開始にて語ることとする。

さて、このテレビ西日本賞北九州記念GIII である。
この重賞競走は1966年に創設された。当初は芝の中距離戦として行われていた。

副題のテレビ西日本賞とあるそれは、1970年より寄贈を受けている福岡県域をエリアとする地上波テレビ放送を主とする放送メディアを展開している放送事業者で、フジネットワークに属している。日曜日の競馬中継を行っており、競馬開催時期には関西テレビ放送とタッグを組んで生中継を午後三時台に行っている。

長く芝の中距離戦として定着していたが2006年より施行距離を芝1200mに変更した。同年より行われているサマースプリントシリーズに組み込まれている。

☆ 北九州記念GIII 主な歴代優勝馬 ☆

・ ラフォンテース ・ グローバルダイナ ・ ラッキーオカメ ・ ムービースター ・ ヌエボトウショウ ・トゥナンテ ・ エイシンプレストン ・  メイショウカイドウ ・ スリープレスナイト ・ サンダルフォン ・ リトルゲルダ ・ ベルカント ・ ダイアナヘイロー ・ ダイメイプリンセス ・ ヨカヨカ  etc……

☆ ラストチャンスを掴んでの……

メイショウカイドウは小倉競馬場での実績がピカイチな馬で、この北九州記念GIII は2005年、芝1800mで行われた最後の年の優勝馬であった。同年は小倉競馬場で行われた重賞競走のうち2歳ステークスとサマージャンプを除いた残る3つ全て優勝してみせたのだった。その後は距離区分を決め定める傾向がある為、短距離戦のテレビ西日本賞北九州記念GIII を加えた三つを同一年にまとめて優勝するのは物理的な要因で困難というか不可能と言って過言ではなくなっており、メイショウカイドウに続く存在は期待するのがナンセンスであり、それだけ大変稀少な快挙と言える。また其れを決めたのが2005年、芝1800mとして最後の年だったので正にラストチャンスを活かしたという事にも。

☆ ②着にその後のスプリント王が……

昨年の テレビ西日本賞北九州記念GIII は4歳馬によるワンツー決着で優勝したのは牡馬のジャスパークローネで逃げ切り勝ち。同馬はCBC賞GIII に続くサマースプリントシリーズの重賞競走連勝となったが次走スプリンターズステークスGI は④着。一方②着は牝馬のママコチャで、次走スプリンターズステークスGI を優勝した。


☆ 2024 テレビ西日本賞北九州記念GIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ エイシンスポッター(牡5)  中距離海外GⅠ ホースのエイシンヒカリ産駒だがこの馬は短距離志向。前走安土城ステークスL を優勝は例によって後方で脚を溜めての末脚発揮。馬の間を突き抜けてのものだった。小倉では昨夏条件クラスを2連勝して負け無し。流れが向かない可能性も開幕週故にあるかも知れないが、末脚炸裂に期待したい。