兵庫チャンピオンシップJpnII 🏇💨


祝日(昭和の日・4月29日)
園田競馬場(兵庫県競馬組合)
★ダート1400m
3歳オープン
指定交流
定量

毎年ゴールデンウィーク期間に行われる、ダートグレード競走のひとつとして定着している。数年前までは後半の連休にかしわ記念JpnI 、かきつばた記念JpnIII と共に連日行われていたが現在はかきつばた記念JpnIII に代わって名古屋グランプリJpnII が。そして後半の祝日に拘らず編成されており、この競走は昭和の日に今年は行われた。

兵庫チャンピオンシップは2000年に創設された。
兵庫県競馬組合では1999年よりサラブレッドの競走が行われるようになった。前年まではアラブのみが行われていた。同競馬組合は兵庫県内に競馬場及び調教施設等を所在している園田競馬場(兵庫県尼崎市)、姫路競馬場(兵庫県姫路市)で行われている地方競馬。園田競馬場では現在年間で四つのダートグレード競走が行われており、この兵庫チャンピオンシップJpnII は兵庫ジュニアグランプリJpnII と並んで高い格付で行われている。特にこの兵庫チャンピオンシップの方は近い将来JpnI への昇格が噂されているらしい。そうなれば今年から変更される距離1400mが地方競馬のコースとしては中央競馬でのマイルに相当すると言われている関係、また施行時期の近さも相俟って 地方競馬のNHKマイルカップ の風合いが感じられている。1400mは中央・地方問わず短距離に区分されている。故に施行時期から今年よりこの距離となった事から、世代最終戦として短距離戦線の最終章という肌合いが感じられる。

★ 兵庫チャンピオンシップ 主な歴代優勝馬 ★

・ ミツアキサイレンス ・ グレイスティアラ ・ フェラーリピサ ・ バーディバーディ ・ コパノリッキー ・ ケイティブレイブ ・ クリソベリル  etc……

★ 後に史上最多ダートG1 優勝11 を積み上げた……

コパノリッキーは2014、2015年にフェブラリーステークスGI を連覇等、ダートG1 競走を合計11と、現時点でその最多獲得ホースとして名を馳せている。特に2014年のフェブラリーステークスGI では出走メンバー中シンガリ人気での激走となった。馬主も著名人で、風水を通してその名を高めているドクターコパこと小林祥晃氏である。
同馬が兵庫チャンピオンシップJpnII を優勝したのは2013年。後続を大きく引き離しての大勝で、③着には後にマイルチャンピオンシップ南部杯JpnI を連覇したベストウォーリアが居た。

★ 逃げ切り勝ち‼️

昨年の 兵庫チャンピオンシップJpnII は距離1870mとして最後の施行で、圧倒的な1番人気に支持されたJRAのミトノオーが逃げ切って②着のキリンジに6馬身差を付ける圧勝。ミトノオーは皐月賞馬ロゴタイプ産駒。黒竹賞、伏竜ステークスと中山ダート1800mを連勝からの臨戦で、この競走優勝でダートグレード競走初制覇となった。次走ジャパンダートダービーJpnI を③着で連勝がストップすると、浦和記念JpnII、マーチステークスGIII で②着となるも勝ち鞍が得られないでいる。


★ 兵庫チャンピオンシップJpnII 2024 ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ イーグルノワール(牡3) ④着 2番人気

★ 兵庫チャンピオンシップJpnII 2024 🏇💨

優勝  エートラックス(牡3) 1番人気
タイム  1:28.4(良)
1番人気  エートラックス(牡3) ①着


今年よりダート1400mで行われるようになった兵庫チャンピオンシップJpnII。レースを制したのは昨年のミトノオー同様、人気に推された馬の逃げ切り勝ちである。
1番人気のエートラックスはニューイヤーズデイ産駒。昨年暮れ、デビューから5戦目で初勝利。今年2戦目でのネモフィラ賞(3歳1勝クラス・小倉ダート1700m)、その次走にはバイオレットステークス(3歳オープン・阪神ダート1400m)と連勝して臨んだ自身初出走のダートグレード競走で一発回答は見事だった。この勢いで出来ることならばこれは今年より3歳以上オープン、浦和ダート1400mで行われるG1(JpnI )さきたま杯に出走して欲しかったり……