羽田盃JpnⅠ 🏇💨


水曜日(4月24日)
大井競馬場
★ダート1800m
3歳牡馬牝馬限定オープン
指定交流
定量

いよいよ今年から地方中央指定交流競走となり、俗に言う ダート三冠競走 その第一戦となる羽田盃JpnⅠ が行われる。羽田盃は昨年までは南関東(大井競馬場、船橋競馬場、川崎競馬場、浦和競馬場が属する各競馬組合)に於ける三冠競走の一つとして行われていたが今年から中央競馬及び全国の地方競馬組合まで門戸を広げて行われる形に。また前述の通りダート三冠競走としての形態となる関係で騙馬は出走出来ない。

羽田盃は1956年に創設された、前述の通り特別区競馬組合の重賞競走として、大井盃なる名称で当初は行われていた。後に現称となった。何れも大井競馬場、かつて存在していた羽田競馬場が競走名の由来とされている。この競走が行われる大井競馬場は品川区の南東端部に所在、また羽田は東京国際空港の俗称で、それが所在している地としても有名で大田区に所在していた。大田区は東京都の南端部に相当し、多摩川を南に超えると神奈川県川崎市となる。その大田区はかつて大森区と蒲田区だったものが統合して生まれた特別区の一つである。

前述の通り、羽田盃は昨年まで南関東の三冠競走のひとつとして施行され、その最終年だった昨年は南関東三冠馬としてミックファイアが優勝、その名を深く刻んだ。ミックファイアは史上二頭目となる 無敗 での南関東クラシック三冠馬としてその名を刻んだのだった。

★ 羽田盃2024 ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ アマンテビアンコ(牡3)  

★ 羽田盃JpnⅠ 2024 🏇💨

優勝 アマンテビアンコ(牡3) 1番人気
タイム 1:53.9(不良)
1番人気  アマンテビアンコ(牡3) ①着


今年からダートグレード競走、ダート三冠競走の第一戦となった羽田盃JpnⅠ。スター候補がその第一回の優勝となり、初戦に相応しい馬の優勝となった。

ダート三冠競走初年の初戦となった今年の羽田盃JpnⅠ だったが、出走頭数は8頭と揃わなかった。加えて生憎の雨模様で馬場状態は不良の中で行われた。
4角を先頭で通過したアンモシエラ(牝3) を追い掛けたアマンテビアンコが並び一騎打ちとなったが早々とかわして最後は1馬身差を付けて先頭でゴール。白い馬体が眩しい勝ち馬。同馬はヘニーヒユーズ産駒で母は白毛のユキチャンは関東オークスJpnII 等を優勝で白毛初の重賞勝ち馬となった、実績面も含めた白毛としての最初のスターホースだった。白毛馬としては後に桜花賞GⅠ 等を制したソダシが現時点で最強白毛馬となっているが、その白毛馬の栄華を最初に紡いだのがアマンテビアンコの母、ユキチャンだった。そんな白毛の重賞勝ち馬の仔であるアマンテビアンコがダート三冠競走として初めての年に優勝はメモリアルであり、ハナからスターホースによる優勝となって目出度い事となった。
アマンテビアンコは昨年六月に行われた東京ダート1400mのデビュー戦を勝ち上がり、プラタナス賞(2歳1勝クラス・東京ダート1600m)は③着もカトレア賞(2歳オープン・東京ダート1600m)を勝利。前走に当たる雲取賞JpnIII ②着を経て羽田盃JpnⅠ 優勝となった。前述した通り、この馬は白毛一族という生まれ持ってのスター候補であり、記念すべき羽田盃JpnⅠ の優勝を成し遂げた辺り、スター候補からスターホースとなったと言って過言ではなかろう。