宝塚記念GⅠ 🏇💨


日曜日(6月23日)
京都競馬場
☆芝2200m
3歳以上オープン
国際
定量
優勝馬にコックスプレート豪GⅠ への優先出走権を付与

上半期グランプリ競走である。
古馬が出走する上半期のGⅠ ロード最終章でもあり、大阪杯GⅠ、天皇賞春GⅠ、そしてこの宝塚記念GⅠ の全てを優勝した場合、ボーナスが与えられる。

この宝塚記念の創設は1960年。
中山競馬場での有馬記念に遅れること五年余り、その有馬記念に倣う形でファン投票による出走馬の選出を採用するなど、もうひとつのグランプリレースとして創設された。

1999年にはオリジナルファンファーレが採用され現在に至る。

☆ 宝塚記念 主な歴代優勝馬 ☆

・ コダマ ・ リユウフオーレル ・ シンザン ・ エイトクラウン ・ スピードシンボリ ・ メジロムサシ ・ ハイセイコー ・ トウショウボーイ ・ エリモジョージ ・ サクラショウリ ・ ハギノカムイオー ・ カツラギエース ・ タマモクロス ・ イナリワン ・ メジロパーマー ・ メジロマックイーン ・ ビワハヤヒデ ・ マヤノトップガン ・ サイレンススズカ ・ グラスワンダー ・ テイエムオペラオー ・ ヒシミラクル ・ タップダンスシチー ・ スイープトウショウ ・ ディープインパクト ・ アドマイヤムーン ・ ドリームジャーニー ・ オルフェーヴル ・ ゴールドシップ ・ ラブリーデイ ・ マリアライト ・ サトノクラウン ・ リスグラシュー ・ クロノジェネシス ・ タイトルホルダー ・ イクイノックス  etc……

☆  ゴールドシップ競走生活の史実としての……

ゴールドシップはステイゴールド産駒の芦毛馬で、種牡馬入りしている現在も競走生活時代のエピソードも交えての人気馬として現在も尚その人気が保たれている。勝ちっぷりの凄さとキャラによる負けっぷりの脆さを同居されていた辺りに前述の人気の高さの源にもなっているのだろう。
皐月賞GⅠ、菊花賞GⅠ、有馬記念GⅠ、天皇賞春GⅠ、そして宝塚記念GⅠ の連覇のつごう六回のGⅠ 制覇、特に宝塚記念GⅠ での連覇と宝塚記念GⅠ に於ける前人未到の三連覇を逃した史実こそ、ゴールドシップたる所以という競走生活の縮図と強く感じられる。

☆ 名馬への道付……

昨年の 宝塚記念GⅠ はクビ差だったがイクイノックスが圧倒的人気に応える形で優勝した。イクイノックスは前年の天皇賞秋GⅠ を制してGⅠ ホースとなるとグランプリ有馬記念GⅠ も制して名馬への道付を刻むと4歳となった初戦にはドバイシーマクラシックGⅠ を逃げて圧勝。凱旋帰国後の宝塚記念GⅠ 制覇、天皇賞秋GⅠ を連覇するとロンジン賞ジャパンカップGⅠ をロンジン社によりベストレースに選出された好内容で優勝し、競走生活を最高の形で終えて種牡馬入りした。


☆ 宝塚記念GⅠ 2024 ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ プラダリア(牡5)  : 昨年春より装いも新たにセンテニアルパーク京都競馬場がグランドオープン。コース形態は変わらずだが幾らか高速馬場となったりと特色も何となく見えて来たりもしている。そんな京都競馬場で行われる牡馬騙馬が出走出来るGⅠ 競走は昨年春から様々行われたが芝中距離界隈となると実は皆無である。プラダリアはマイル戦やステイヤーの争いとなる天皇賞春GⅠ は敬遠している。また中距離のGⅠ 競走での結果となると正直泣けてくるところ。故にドウデュースやジャスティンパレス等と勝負となるとたとい芝2200mが舞台とはいえ厳しい結果が想定される。ただ、この馬にとって誇れる実績があるとすれば二つのGII 競走を京都競馬場で優勝しているところだ。特に今年の京都記念GII は今年のこの宝塚記念GⅠ と同じ京都芝2200mであり、決して小さくないアドヴァンテージと思えてならない。ドウデュースを中心とした5歳勢に一日の長も感じられるという点も考慮するとこの馬も同じ世代。また近走ひとつ置きに勝ち負けを繰り返している事実も後押しされるならば今回は勝つ番に当たるが……