京浜電鉄賞 京浜盃JpnII 🏇💨


水曜日(3月20日)

大井競馬場

★ダート1700m

3歳オープン

指定交流(ダートグレード競走)

定量


今年から羽田盃JpnⅠ、東京ダービーJpnⅠ、ジャパンダートクラシックJpnⅠ によってダート三冠競走となった。そのダート三冠競走第一戦の羽田盃JpnⅠ の前哨戦として行われるのがこの重賞競走である。今年からこの競走もダートグレード競走となり、JRAの馬も出走して覇を競う事となった。


競走名の京浜は東京の京と横浜の浜を合わせて都内南部と横浜、その間にある川崎を含めた地域を指す。京浜工業地帯といった使われ方をされているが、この競走の場合は寄贈賞が京急電鉄よりという点も大きい。京急電鉄は大手私鉄のひとつで、品川区に所在する大井競馬場の最寄駅のひとつに京急電鉄の立会川駅も含まれている。港区の泉岳寺駅から同区品川駅より前述の京浜工業地帯の西側を南下、京急蒲田を経て多摩川を超えて神奈川県川崎市、横浜市へ。横浜駅、上大岡駅、金沢文庫駅等を経て横須賀市へ。久里浜から三浦海岸、三崎口駅まで伸びる路線。ボディカラーは赤地に白帯がスタンダードだった。尚競走名は以下京浜盃で進める。


京浜盃は1978年に、南関東の3歳三冠競走の前哨戦として創設された。そんな京浜盃も南関東三冠競走がダートグレード競走の三冠競走となった故にその前哨戦もトライアル競走扱いでダートグレード競走となっている。


★ 京浜盃JpnII 🏇💨


ℳ𝑦.注目馬 ハビレ(牡3)  ③着 1番人気


優勝  サントノーレ(牡3) 3番人気

タイム  1.48.7(良)

1番人気  ハピレ(牡3) 1番人気

 


★ 圧勝した南関東馬‼️ 血統背景が……


②着のアンモシエラ(牝3) 以下を7馬身差も付けての圧勝。あっけに取られるほどの強いレース振りで今年から装いを新たにしたダート三冠、その路線における最重要な前哨戦となったこの京急電鉄賞京浜盃JpnII 制覇を成し遂げたサントノーレが南関東の代表格として三冠ロードに名乗りを上げた。

このサントノーレは戦前での主な勝ち鞍は鎌倉記念(南関東2歳重賞競走)を優勝し、全日本2歳優駿JpnⅠ(国際L)で③着等。南関東勢の中では有望株的な存在だったところにその価値を大きくアップさせた、今年の京急電鉄賞京浜盃JpnII のパフォーマンスだ。またこの馬の五代血統表を眺めると、エピカリス産駒であるからその父詰まり父方の祖父はゴールドアリュール、父方の祖母はスターペスミツコでその祖父にはマルゼンスキー。母方に目を移すと母父はダートスプリンターとしてJBCスプリントG1 を制したサウスヴィグラス。母母父には1996年のJRA年度代表馬サクラローレル。母母母父には70年代半ばに大活躍、種牡馬としても大成功を収めたトウショウボーイと、地方競馬所属の馬にありがちな郷愁を誘う様な血統背景を持っているタイプをモロに踏襲している。この馬が今年のダート三冠競走を席巻すれば長い年代のファンたちを味方につけたりするかもしれなくて楽しみが膨らみそうだ。