中日新聞杯かきつばた記念JpnIII  🏇💨


木曜日(2月29日)
金シャチ競馬名古屋
★ダート1500m
4歳以上オープン
ダートグレード競走
別定

名古屋競馬場で行われるダートグレード競走のひとつ。
昨年までは五月はじめの所謂ゴールデンウィークにて行われていた。
距離の1500mは弥富に所在する現在の名古屋競馬場に移転した2022年より。前年までは1400mで行われていた。
かきつばた記念は1997年に創設された、ダートグレード競走である。
斤量の別定は昨年までのハンデキャップから今年より変更されている。

〜 かきつばた記念 主な歴代優勝馬 〜

・ メイショウモトナリ ・ ゴールドティアラ ・ ブロードアピール ・ サウスヴィグラス ・ メイショウバトラー ・ スマートファルコン ・ セイクリムズン ・コーリンベリー ・ ノボバカラ ・  ラプタス ・ イグナイター ・ ウィルソンテソーロ  etc……

★ 兵庫の雄‼️

イグナイターは2022年のかきつばた記念優勝馬。前二年のNAR年度代表馬に選出されている、現在地方競馬の代表的な存在となっている。イグナイターは2020年11月、JRAでのデビュー戦を圧勝したが次走は惨敗。これを機にJRAからNARに移籍、先ずは南関東だったがどうにもこうにもな戦績に終始。大きなタイトルを狙うも叶わず、当初の予定だった兵庫県競馬に転籍。地元の重賞競走を優勝し、ダートグレード競走の兵庫ゴールドトロフィーJpnIII ③着で短距離のダートグレード競走戦線への目処を立てた。
そして2022年、先ずは地元の重賞競走を制すると黒船賞JpnIII で自身ダートグレード競走初制覇。その勢いをかきつばた記念JpnIII も優勝した。同年秋は勝てなかったがマイルチャンピオンシップ南部杯JpnⅠ ②着が光った。この辺りがNAR年度代表馬選出の決め手となったか。
2023年、イグナイターは地元重賞競走を大勝するも黒船賞JpnIII は連覇ならず。さきたま杯JpnII(当時。今年よりJpnⅠ)を見事に優勝、マイルチャンピオンシップ南部杯JpnⅠ は優勝したレモンポップに大きく遅れたものの二年連続②着に。そしてJBCスプリントJpnⅠ を優勝してダートGI ホースとなり、NAR年度代表馬に選出された、今や兵庫の雄である。

★ トップクラス二頭によるハナ差決着‼️

昨年の かきつばた記念JpnIII は5月2日に12頭立てで行われた。結果は上位人気に推されたJRAの4歳二頭の接戦となり、2番人気のウィルソンテソーロが1番人気のドライスタウトを僅かハナ差ながら斥け、ダートグレード競走初制覇となった。前走名古屋城ステークス(中京ダート1800m)⑤着はオープン入り初戦だったウィルソンテソーロはその後マーキュリーカップJpnIII、白山大賞典JpnIII も優勝でダートグレード競走3連勝。JBCクラシックJpnⅠ は⑤着だったがチャンピオンズカップGI は追込みで、東京大賞典GI は逃げて何れも②着に。また②着のドライスタウトは全日本2歳優駿JpnⅠ 優勝馬で前走フェブラリーステークスGI ④着からの臨戦でウィルソンテソーロよりも 2.5㌔ 重い負担斤量を背負わされていた。その後ドライスタウトはテレ玉杯オーバルスプリントJpnIII、東京中日スポーツ杯武蔵野ステークスGIII を連勝。


★ 中日新聞杯かきつばた記念JpnIII 🏇💨

優勝  サンライズホーク(騙5) 2番人気
タイム  1.32.6(稍)
1番人気  ペリエール(牡4) ⑤着
 


★ 充実の5歳‼️

出負けしたが内に進路を取った事で経済コースを走れた形で先行する事に成功したサンライズホーク。ダートがこなれていない内ラチ沿いをギリギリ避けて進んだので削がれる事無く寧ろ折り合いを付けるには却って良かったかも…?! 直線に入ると伸び倦ねる後続を後目に悠然と先頭を走り続けたサンライズホーク。サマーチャンピオンJpnIII、兵庫ゴールドトロフィーJpnIII に続くダートグレード競走3連勝に。絶賛充実中の5歳サンライズホークにはこの先かしわ記念JpnⅠ、さきたま杯JpnⅠ といった目標が明確となり、期待も大きく膨らむところ。
一方で4歳のペリエールは⑤着に敗れ、不振が続いてしまった。立ち直りや如何に…?!