鳳雛ステークスL  🏇💨


土曜日(5月25日)
京都競馬場
★ダート1800m
3歳オープン
国際
別定

昨年まではユニコーンステークスGIII を挟んでのジャパンダートダービーJpnⅠ に向けての一戦だった。尚この鞍を勝てばジャパンダートダービーJpnⅠ への出走はほぼ確定的であり、直行したケースも当然ながらあった。
今年から3歳ダート三冠競走がダートグレード競走にて創設された。その為この鳳雛ステークスL の立ち位置も微調整を余儀なくされている。具体的にはユニコーンステークスGIII が東京ダービーJpnⅠ の一前哨戦となって先だって京都ダート1900mを舞台に行われた。2019年よりリステッド競走に格付され、前述した通りジャパンダートダービーJpnⅠ の前哨戦の一つとして重要な役割を果たしていたこの競走は残念東京ダービーとしての機能を有するものとなった。立ち位置としてはダートにおける(芝の)白百合ステークスL と言う感じとなるのだろうか?! 

鳳雛ステークスは2014年より京都ダート1800mを舞台に行われるようになった。その二年前から春の京都開催が二週間延長され、その分補完する形で東京競馬場の青竜ステークス(東京ダート1600m)と共に新たに行われるようになった形。尚春の京都開催には昨年まで端午ステークスがダート1400mで3歳限定のオープン特別競走として行われていたが、その端午ステークスがほんの一時期だけだったが京都ダート1800mで行われた事も有った。その2014年、鳳雛ステークスを勝ったカゼノコは次走ジャパンダートダービーJpnⅠ を優勝と、新設された3歳ダート中距離のオープン特別競走の効果を即出せた形だった。昨年が丁度10回目だった鳳雛ステークスL、節目の開催(重賞競走ではないので回次は付されない)を経て次の10回に向けて、新たなる立ち位置になった鳳雛ステークスL は3歳芝の短距離重賞競走の葵ステークスGIII に先がけて、土曜日の特別競走の一つ目として行われる。

〜 鳳雛ステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ カゼノコ(ジャパンダートダービーJpnⅠ ) ・ キョウエイギア(ジャパンダートダービーJpnⅠ ) ・ ローズプリンスダム  etc……

〜 鳳雛ステークスL 主な歴代優勝馬(2019年〜) 〜

・ マドラスチェック ・ ミヤジコクオウ ・ ウェルドーン ・ ハピ  etc……

当初は確かにジャパンダートダービーJpnⅠ への有力な前哨戦だったが、最近では関東オークスJpnII で活躍する牝馬の前哨戦という機能も発揮している。

★ 砂の女王決定戦に向けて……

2021年の鳳雛ステークスL を優勝したウェルドーンは次走関東オークスJpnII に向かいそれを見事に優勝すると、ジャパンダートダービーJpnⅠ にも向かって③着と好結果を齎した。これで秋の砂の女王決定戦にも光明が走ったが前哨戦のレディスプレリュードJpnII ③着、本番には出走しなかった。その後は牝馬限定のダートグレード競走では好結果を出せず、北海道のダート1700mで二度の③着をマークするに終わった。

★ 休み明けを逃げ粘り……

昨年の 鳳雛ステークスL は三年ぶりに京都競馬場を舞台に11頭で争われ、4番人気だったエクロジャイトが逃げ粘る形で優勝しての中波乱決着。同馬はヒヤシンスステークスL ③着以来の休み明けで、次走はジャパンダートダービーJpnⅠ ではなくレパードステークスGIII に向かって④着。その後は二桁着順続きで現在は休養中である。


★ 鳳雛ステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ミッキークレスト(牡3)  前走は京都牝馬ステークスGIII が行われた当日、ダート1800mで行われたメイクデビュー。ダート適性の高さを存分に示した上での勝利に、その後の活躍を大いに期待抱かせた形。ユニコーンステークスGIII にでも出走すれば面白い存在だったがそうせずに2戦目はここの予定に。