佐賀記念JpnIII  🏇💨


振替休日(建国記念の日の翌日 2月12日)
佐賀競馬場
★ダート2000m
4歳以上オープン
指定交流
国際L
別定

この秋佐賀競馬場で初めてJBC競走が行われる予定となっている。また今年からダートグレード競走の番組編成が大きく変わった関係で、川崎記念JpnⅠ の開催時期も変更されており、前出のJBC競走の開催が影響し、少しばかり出走馬のレベルも上がりそうだった。

この競走が行われる佐賀競馬場は県内鳥栖市に所在しているが、其れを記念して創設されたのが開設記念なる重賞競走、それがこの佐賀記念の創設で1973年の事だった。因みに同年は中央競馬で第一次競馬ブームが巻き起こっていた。また西鉄ライオンズが前年で終焉、太平洋クラブライオンズとなった初年でもあった。
佐賀記念と名称が改まったのは1997年の事。同年よりダートグレード競走が整備されている。
当初はダート1800mで行われた。その後幾度かの変更が施された末に2000mに定着している。
佐賀競馬場では冬場にこの佐賀記念JpnIII、夏場にサマーチャンピオンJpnIII が設定されている。今年はそれに加えて秋にJBC競走が行われる。

〜 佐賀記念 主な歴代優勝馬(1997年〜) 〜

・ ミツアキサイレンス ・ チャンストウライ ・ スマートファルコン(帝王賞 他) ・ ホッコータルマエ(チャンピオンズカップGI 他) ・ ロンドンタウン  etc……

スマートファルコンの優勝は2009年、ホッコータルマエは2013年と、何れもダートG1 ホースとなる以前の事だった。

★ ユーイチ最後のダートグレード競走制覇‼️

昨年の 佐賀記念JpnIII はJRAから5頭、全12頭で争われた。優勝したのは勝負どころで早目に先頭に躍り出て後続を振り切ったバーデンヴァイラー。間もなく現役生活を終える事になっていた福永祐一騎手にとって最後のダートグレード競走制覇となった事で印象深い佐賀記念JpnIII となった。②着には名古屋グランプリJpnII 等を優勝した事があったデルマルーヴルが健闘して小波乱決着に。1番人気のカフジオクタゴンは③着。
バーデンヴァイラーは2021年のブリーダーズカップ・ディスタフ米GI の覇者マルシュロレーヌの弟であり、自身としては前年のマーキュリーカップJpnIII に次ぐダートグレード競走2勝目となった。


★ 佐賀記念JpnIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ グランブリッジ(牝5) ④着 1番人気

★ 2024 佐賀記念JpnIII 🏇💨

優勝  ノットゥルノ(牡5) 2番人気
タイム  2.08.2(稍)
1番人気  グランブリッジ(牝5) ④着
 


★ JpnⅠ ホースの完勝。佐賀でも行けるぞ‼️

前述の通り、この秋にはJBC競走が佐賀競馬場を舞台にして行われる。また同じ時期には米国ブリーダーズカップミーティングも行われ、日本からも総大将クラスの馬の出走も大いに考えられる。
今回優勝したノットゥルノは一昨年のジャパンダートダービーJpnⅠ の覇者であり、同年の東京大賞典GI、昨年のJBCクラシックJpnⅠ を共に②着という実績馬。故に今回59㌔を背負っての参戦だった。それでも敢えてこの鞍への出走を試みたのはJBC対策も含まれていたであろう。だとすればそれは見事に成功。大井競馬場でなくともこなせる事をしっかりとアピール出来たのが大きな収穫だっただろう。今後の戦績と状態次第では北米遠征も視野に入るかも知れないが、現状では秋にまた佐賀競馬場に向かう可能性が濃厚だと思われる。