優駿牝馬オークスGⅠ  🏇💨


日曜日(5月19日)
東京競馬場
☆芝2400m
3歳牝馬限定オープン 💐
国際
馬齢

この週末は東京競馬場五週連続GⅠ 開催のど真ん中、牝馬クラシック競走第二弾は桜花賞GⅠ に次いで行われるそれ、距離はマイルの桜花賞GⅠ から一気に芝2400mと800mも長くなる樫の女王決定戦。ほぼ全ての馬にとって未体験な距離であり、スタミナに強い気持ちも問われる一戦、とても楽しみである。

優駿牝馬オークスGⅠ のオークは樫を意味する英語。ダービーステークスの創始者、第12代ダービー卿エドワード・スミス・スターレーは樫のしげる森を有していて、1779年にエリザベス・ハミルトンと結婚した際、記念に競馬を開催開催する事を考案、その中に夫人の希望を採用して3歳牝馬の競走を行った。これがオークスステークスと名付けられたのが由来となっているとされている。

この競走の創設は戦前の1938年。
英国のオークスステークスに範を取り、阪神優駿牝馬なる競走を阪神競馬場に創設されたそれである。
当初距離は芝2700mだった。2450mを経て1942年より芝2400mに。戦後の1946年より東京競馬場に舞台を移し、競走名を優駿牝馬に。1965年よりオークスの副題が付いた。一般的には副題の方が通り良くなっている。

〜 優駿牝馬オークス 主な歴代優勝馬 〜

・ クリフジ ・ キヨフジ ・ ミスオンワード ・ スターロッチ ・ カネケヤキ ・ ヤマピツト ・ ナスノチグサ ・ テスコガビー ・ テイタニヤ ・ アグネスレディー ・ ダイナカール ・ メジロラモーヌ(初代牝馬三冠制覇) ・ マックスビューティ ・ イソノルーブル ・ ベガ ・ ダンスパートナー ・ エアグルーヴ ・ メジロドーベル ・ スティルインラブ ・ シーザリオ(日米オークス制覇 ) ・ カワカミプリンセス(デビュー以来無敗での優勝) ・ ブエナビスタ ・ アパパネ ・ ジェンティルドンナ(史上初ジャパンカップGⅠ 連覇 他) ・ メイショウマンボ ・ ソウルスターリング ・ アーモンドアイ(芝平地GⅠ 最多の9勝) ・ ラヴズオンリーユー ・ デアリングタクト ・ スターズオンアース ・ リバティアイランド  etc……

☆ 同着制覇……

2010年の優駿牝馬オークスGⅠ は同年の牝馬三冠制覇を果たすアパパネが優勝したが、同時にサンテミリオンも同着で優勝を分け合った。二頭共に8枠を引いた馬たちだった。アパパネは前述の通り同年の牝馬三冠制覇、前年の阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ、翌年のヴィクトリアマイルGⅠ ではブエナビスタ以下を降し結果的に牝馬限定競走のみだったが三年連続でGⅠ 制覇を成し遂げた。一方もう一頭のオークス馬サンテミリオンは前走サンケイスポーツ賞フローラステークスGII 優勝からのオークス出走だった。

☆ 牝馬三冠制覇に向けて視界良好な6馬身差!

昨年の 優駿牝馬オークスGI はリバティアイランドが後続に6馬身差を付ける圧勝で人気に応えた。リバティアイランドは阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ 優勝から直行した桜花賞GⅠ 制覇に続いてのオークスだった。6馬身差の優勝は2012年のジェンティルドンナが付けた5馬身差を上回るもので、ダービーを含めても東京芝2400mの3歳GⅠ 優勝での最高値。また同じくそれらの舞台で5馬身差以上を付けた者達、ジェンティルドンナの他にナリタブライアン、スペシャルウィークらは後に古馬の大レースを優勝や三冠馬となったりしていて、リバティアイランドも昨年牝馬三冠制覇を成し遂げている。その後ロンジン賞ジャパンカップGⅠ でイクイノックスの②着など連勝がストップ、勝ち鞍も挙げられていないが……


☆ 優駿牝馬オークスGⅠ  ℳ𝑦.注目馬 🏇💨💐

・ タガノエルピーダ(牝3)  チューリップ賞GII で桜花賞GⅠ の権利を目論むも④着で夢叶わずも忘れな草賞L を完勝。スタミナに問題なく初輸送の影響が無ければ勝ち負け必至。牡馬勢とは逆に劣勢の牝馬勢の傾向をこの馬が断つ関西馬、としても。タガノ軍団に待望のクラシック制覇をもたらすか