メトロポリタンステークスL 🏇💨


みどりの日(5月4日)
東京競馬場
☆芝2400m
4歳以上オープン
国際
別定

ゴールデンウィークの終盤、祝日みどりの日にプリンシパルステークスL(ダービートライアル)の前座という何とも微妙な立場にて行われる、2019年よりリステッド競走に格付されたオープン特別競走は、ロンジン賞ジャパンカップGI と同じ芝2400mを舞台に行われる。ダービー当日には目黒記念GII が行われるが、その前にここをひと叩きというケースや、新潟大賞典GIII を除外されて回って来た中距離ホースの出走も見られるメンバー構成となるケースが目立つ。

競走名のメトロポリタンとは、首都、大都会に住む住民を意味する英語で、首都東京都に所在するとはいえ都心から少し離れた郊外にある東京競馬場で行われる競走名としては無理強い感が否めないかも?!

80年代後半より行われているこの特別競走は、当初春の東京開催の開幕日に行われていた。故にタップダンスシチーが勝利した2003年は東京競馬場リニューアル記念なる競走名に変えられている。また一時期芝2300mという何とも微妙な距離で行われていた事もあった。
2019年は本馬場入場の時間中より東京競馬場にはヒョウが降りだしてしまい、危険防止の観点から中止を余儀なくされた。プリンシパルステークスL は翌日に振替られたがこちらは再戦無しで終わった。

〜 メトロポリタンステークスL 主な歴代優勝馬(2019年〜) 〜

・ ウラヌスチャーム ・ ヴァイスメテオール etc……

〜 メトロポリタンステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ ケンタッキーパイク ・ メイショウビトリア ・ サクラチトセオー(天皇賞秋GI ) ・ カネツクロス ・ マウンテンストーン ・ セイウンエリア ・ メイショウドトウ(宝塚記念GI ) ・ ツルマルボーイ(安田記念GI ) ・ タップダンスシチー(ジャパンカップGI 他) ・ ハイアーゲーム ・ アルナスライン ・ ナカヤマフェスタ(宝塚記念GI ) ・ ケイアイドウソジン ・ ラブリーデイ(天皇賞秋GI 他) ・ ムスカテール ・ モンドインテロ  etc……

☆ エリ女を目標とした中長距離志向の牝馬…

ウラヌスチャームは2020年のメトロポリタンステークスL を逃げ切り勝ちした。この時点で5歳だった牝馬は前年の迎春ステークス(3勝クラス・中山芝2200m)を勝ち上がって牝馬限定戦を含む重賞戦線に向かい、ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスGIII で②着に。このメトロポリタンステークスL でオープンクラス初勝利をマークして目標が前年⑪着に終わっていたエリザベス女王杯GI に定まった。その前哨戦として行われるようになった新潟牝馬ステークス(新潟芝2200m)をマクリ勝ちしてオープン2勝目をマークから臨んだ本番で⑬着。翌年の愛知杯GIII ③着を最後に繁殖入りとなった。デビュー勝ちこそマイルで他に芝1800mでも勝ち鞍をマークしたが比較的長目の距離に実績が集まっていて、その意味ではこの競走の勝ちも必然的だったかも……

☆ 大接戦を制したのは……

昨年の メトロポリタンステークスL はそぼ降る雨の中、東西ほぼ半数ずつが出走の17頭で争われ、ゴール前多数が殺到という大接戦かつ波乱の決着に。優勝したのは9番人気のグランオフィシエで当時5歳だった牡馬。迎春ステークス勝ちから臨んだ前走の金鯱賞GII は⑪着に惨敗しての立て直しの上の巻き返しに成功した形。この勝ち鞍が結果的に自身最後の勝ち鞍となった。


☆ メトロポリタンステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ レーベンスティール(牡4)  リアルスティール産駒で母父トウカイテイオー故に頑張って貰いたかったりする。朝日杯セントライト記念GII を優勝しており、持久力勝負で台頭して来そう……