プリンシパルステークスL

 

(ダービートライアル) 🏇💨


みどりの日(5月4日)
東京競馬場
☆芝2000m
3歳オープン
国際
馬齢
①着馬に東京優駿GI への優先出走権を付与

先週行われたテレビ東京杯青葉賞GII の他に行われる、もうひとつのダービートライアル競走は2019年よりリステッド競走に格付された、オープン特別競走である。

1996年に、今週末行われるNHKマイルカップGI が創設された事により前年までダービートライアルの重賞競走として行われていた伝統的な重賞競走、NHK杯GII が発展的消滅となったのを受けて、もうひとつのダービートライアル競走として設けられたものである。当初はどういう理由かは定かではなかったが距離が芝2200mで行われた。しかし2003年にグランドオープンとなった現在の東京競馬場のコースではゴール板の位置をずらした事によって芝2200mの距離が設定出来なくなった為、京都新聞杯GII との交換の形で芝2000mに変更されて現在に至る。また2009年までは②着までの馬に東京優駿GI への優先出走権が付与されていた。

〜 プリンシパルステークスL 主な歴代優勝馬(2019年〜) 〜

・ ザダル ・ セイウンハーデス  etc……

〜 プリンシパルステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ ダンスインザダーク(菊花賞GI ) ・ サイレンススズカ(宝塚記念GI ) ・ ブラックタキシード ・ ミスキャスト ・ メガスターダム ・ エイシンニーザン(阪神スプリングジャンプJGII ) ・ ルーラーシップ(クイーンエリザベス二世カップGI ) ・ トーセンレーヴ ・ スピルバーグ(天皇賞秋GI ) ・ アンビシャス ・ ダイワキャグニー  etc……

☆ ダンスインザダーク

上記に記した、特にリステッド競走となる以前の勝ち馬の中には後のGI ホースが複数頭出ており、この競走としての箔はそれなりに付けられている印象がある。然しテレビ東京杯青葉賞GII 同様、このレースから特に勝ち馬からダービー馬となった実例は無い。故に定の良い中距離競走として扱われている印象も少なからず感じられている。
最もダービー制覇に近づいたのは1996年のダンスインザダーク。元々報知杯弥生賞GII 優勝で皐月賞GI への切符を手にしていたが熱発で回避。その回復が想定以上に早かった事から、東京コースの体験も兼ねて出走のプリンシパルステークス勝利だったという側面もあった。ダービーではフサイチコンコルドの②着に終わったが秋にリベンジを果たした。屈腱炎で菊花賞GI 優勝後は引退を余儀なくされたが種牡馬としてまずまずの実績を残したのは幸いだったか。

☆ 初の東京コースで逃げ切り勝ち……

昨年の プリンシパルステークスL は7頭立てと、条件特別競走だとしたらメイン競走を剥奪されてしまう寂しい頭数で、ダービーへの一枚の切符を巡る争いとなった。優勝したのは2番人気のパクスオトマニカが逃げ切り勝ちで。同馬は若竹賞(3歳1勝クラス・中山芝1800m)①着からフジテレビ賞スプリングステークスGII ⑤着で皐月賞GI は断念し、ダービー出走へのワンチャン狙っての東京競馬場初出走だった。


☆ プリンシパルステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ シャンパンマーク(牡3) 前走の山吹賞(3歳1勝クラス・中山芝2200m)は休み明け、渋った馬場を気にするなど不本意な条件下で惨敗した。また幾らか距離が長かった印象も。今回は自身初勝利をマークした同じ東京芝2000m故に先を考えずのメイチ勝負に徹すれば……