ブリリアントステークスL  🏇💨 


日曜日(4月28日)
東京競馬場
★ダート2100m
4歳以上オープン
国際
ハンデ

JRAの競馬場で唯一設定されているダート2100mで行われるリステッド競走(2019年より)。秋には同じ条件でブラジルカップL も行われている。コース形態の関係からダート2100mはクラシックディスタンスとされており、現にこの競走は帝王賞JpnⅠ の有力なステップ競走となっている。
実はこの競走、創設時には東京ダート2100mが舞台だったジャパンカップダートGⅠ が創設された同年より行われるようになったのだ。その際、当時春季の東京開催で行われていた武蔵野ステークスGIII がそのジャパンカップダートGⅠ の前哨戦として秋に移設された。武蔵野ステークスGIII はその移設の際距離がダート2100mから同1600mに変更され現在に至っているが、詰まり秋に移設された武蔵野ステークスGIII の後釜に据えたのがダート2100mのオープン特別競走、ブリリアントステークスだったのだ。

〜 ブリリアントステークスL 主な歴代優勝馬(2019年〜) 〜

・ アングライフェン ・ エルデュクラージュ ・ アルドーレ ・ ディクテオン  etc……

〜 ブリリアントステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ ナナヨーウォリアー ・ サイレントディール ・ マチカネニホンバレ ・ ラヴェリータ ・ アポロケンタッキー ・ ミツバ  etc……

★ 帝王賞JpnⅠ ではなくて…

2016年の勝ち馬アポロケンタッキーは同年先ず金蹄ステークス(4歳以上1600万以下・東京ダート2100m)を勝ち、オープン入り初戦だった仁川ステークス(阪神ダート2000m)も勝ち、このブリリアントステークスを迎えて勝利、つごう3連勝となった。秋には期待されたブラジルカップを惨敗したがみやこステークスGIII で重賞初勝利、チャンピオンズカップGⅠ ⑤着から東京大賞典GⅠ を優勝してダートGⅠ をその競走の前哨戦の一つでもある帝王賞JpnⅠ と同じ大井ダート2000mの舞台で制してGⅠ ホースとなった。

★ 後のGⅠ ホース等を蹴散らして……

昨年の ブリリアントステークスL  は上位混戦模様、小雨降る中昨年より天皇賞春GⅠ が行われる同日の東京開催、スイートピーステークスL と同じ日に行われ、騙馬によるワンツー決着で、5歳の関西馬ディクテオンが共に追い込んで来た3番人気のダノンラスターをアタマ差で降したのだった。ディクテオンは2013年のJBCレディスクラシックJpnⅠ の覇者メーデイアの仔。前年秋に伊勢佐木特別(2勝クラス・東京ダート2100m)、晩秋ステークス(3勝クラス・東京ダート2100m)を連勝でオープン入り。ブリリアントステークスLがオープンクラス初勝利だった。秋はブラジルカップL こそ④着に終わったが浦和記念JpnII でダートグレード競走初勝利、名古屋グランプリJpnII も優勝してダートグレード競走2連勝。今年はダイオライト記念JpnII、川崎記念JpnⅠ で共に④着に。一方ダノンラスターは次走スレイプニルステークス(東京ダート2100m)を勝ちこの競走のリベンジを果たした。秋はブラジルカップL で②着とこのコースでの高い適性を示した。また③着のアーテルアストレアはその後レディスプレリュードJpnII 等を優勝。2番人気で⑦着だったのは今年フェブラリーステークスGⅠ を優勝のペプチドナイルだった。


★ ブリリアントステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ クールミラボー(牡4)  前走金蹄ステークス(3勝クラス・東京ダート2100m)快勝以来となる休み明け。当然オープン入り初戦でも有るがここまでこのコースは3戦して全勝と相性の良いところ。いきなり勝ち負けも大いに感じられる存在として映るが……