中山グランドジャンプJGⅠ 🏇💨


土曜日(4月13日)
中山競馬場
☆直線芝4250m
4歳以上障害オープン
国際
定量

上半期の障害チャンピオンホース決定戦である。
皐月賞GI の前日、中山競馬場の大障害コースを使用して行われる。春の中山開催最終週に連日GI 競走が設定されている、豪華な週末となっている。

中山グランドジャンプJGⅠ は1999年に創設されている。同年は障害競走が大幅に改革され、年2回行われていた中山大障害の(春)の方を中山グランドジャンプJGⅠ とした格好。その中山グランドジャンプJGⅠ は当初国際招待競走として行われるようになった。後にそれは解除され現在は招待制度無しの国際競走として、障害競走では前哨戦のひとつであるオープン特別競走のペガサスジャンプステークスと共に行われている。ただ近年海外からの出走がほとんど見られておらず有名無実化している印象がある。オジュウチョウサンの大活躍によって注目度は上がっているものの、障害競走の存在自体をどうするか?!という問題にまで発展しそうなピンチに見舞われていたりする。騎乗するジョッキーの確保にも窮する自体もみられており、第三場への集約化等腐心を続けての継続。ニュースターの登場は不可欠要素であろう。

〜 中山グランドジャンプJGⅠ 主な歴代優勝馬 〜

・ メジロファラオ ・ ゴーカイ ・ カラジ ・ マルカラスカル ・ スプリングゲント ・ アップトゥデイト ・ オジュウチョウサン ・ メイショウダッサイ  etc……

☆ オジュウチョウサン…

オジュウチョウサンは史上最強の障害馬といって過言では無いだろう。少なくとも現代に限って言うならば間違いないだろう。
同馬はこの中山グランドジャンプJGⅠ では六度も優勝しており、2016〜2020年の五連覇は同一GI 連覇としては空前絶後の記録となっている。飛ぶと言うよりは跨ぐ感じで飛越に関しては疑問な点も無くはないがマークした実績は文句無しの超一流だった。

☆ 強い内容で九州産馬初のGI 制覇‼️

昨年の 中山グランドジャンプJGⅠ は少頭数10頭での争いに。その中には中山大障害JGⅠ 優勝馬のニシノデイジーも含まれてはいたが少々寂しい事だったのは否めなかった。しかもそのJGⅠ ホースはと言えばブービーの⑨着に。優勝を果たしたのは九州産馬初のGI ホースとなったイロゴトシ。波乱を演出した形だったが内容は強いの一言と言えたものだった。


☆ 中山グランドジャンプJGⅠ  ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ マイネルグロン(牡6)  オジュウチョウサンが現役を退いた後の障害界の最強ホースになりつつあるのがこの馬。平地時代は3歳夏のラストチャンスを勝ったが3歳暮れには入障した。その歩みは一気にではなかった当初だったが5歳の昨年から連戦連勝がスタート。イロゴトシ(牡7)が圧勝した昨年のこの競走が行われた時期には圧勝だったとは言え福島コースのオープンクラスに出走していた。夏を休養に当て秋に復帰すると東京ハイジャンプJGII 優勝から中山大障害JGⅠ を制し、今年の初戦も王道路線を歩み阪神スプリングジャンプJGII を問題無く優勝。王者としての足固めをするにはここは負けられない。