皐月賞GI 🏇💨


日曜日(4月14日)
中山競馬場
☆芝2000m
3歳牡馬牝馬限定オープン
国際
馬齢
⑤着までに東京優駿GI への優先出走権を付与

桜花賞GI の翌週、今度は 牡馬中心 となるクラシック競走第一弾である。東京優駿GI 、菊花賞GI と並ぶ牡馬クラシック三冠競走を形成。東京優駿GI が最も運の良い馬が優勝する、菊花賞GI は最も強い馬、そしてこの皐月賞GI は最も速い馬の選出と言われていた。必ずしもそうなってはいないとはいえ、古馬になってから中距離王として確固たる存在に上り詰めた馬(トウショウボーイ等)も遡れば数多く出している史実も。

この皐月賞が創設されたのは1939年。英国の2000ギニーに範を取っている。第一回は舞台を横浜競馬場芝1850m、横浜農林省掌典四歳呼馬なる競走名で行われた。戦中に横浜競馬場が閉場されたのを機に舞台は東京競馬場に移され、戦後更に中山競馬場が舞台となり現在に至っている。

競走名の皐月は陰暦で五月を意味するものであるが、開催されるのは四月と不一致である。ただ2歳、3歳の特別競走の多くは植物に纏わるものが採用されており、この皐月の意味も桜花賞GI 同様植物を意味する方と捉えればそれに相応しいと考えられ不一致とは違うだろう。

〜 皐月賞 主な歴代優勝馬 〜

・ セントライト ・ トサミドリ ・ トキノミノル ・ ダイナナホウシユウ ・ コダマ ・ ミノル ・ シンザン ・ タニノムーティエ ・ ハイセイコー ・ キタノカチドキ ・ カブラヤオー ・ トウショウボーイ ・ ミスターシービー ・ シンボリルドルフ ・ ミホシンザン ・サクラスターオー ・ ハクタイセイ ・ トウカイテイオー ・ ミホノブルボン ・  ナリタブライアン ・ ジェニュイン ・ サニーブライアン ・ セイウンスカイ ・ テイエムオペラオー ・ エアシャカール ・アグネスタキオン ・ ネオユニヴァース ・ ダイワメジャー ・ ディープインパクト ・メイショウサムソン ・ ヴィクトワールピサ ・ オルフェーヴル ・ ゴールドシップ ・ ロゴタイプ ・ ドゥラメンテ ・ アルアイン ・ サートゥルナーリア ・ コントレイル ・ エフフォーリア  etc……

☆ ドゥラメンテの皐月賞制覇…

2015年の皐月賞GI、東京優駿GI を優勝、昨年のリーディングサイヤーに輝くという、競走馬としてのみならず種牡馬としても輝かしい成績を遺しているドゥラメンテ。一方で競走生活では故障に泣かされ、種牡馬としては短い歳月で終わらざるを得なかったという苦しく残念な点も見逃せなかった。
また皐月賞GI にはその出走自体が危ぶまれた。それは体調面も多少は影響が有った可能性が否定できなかったが、ローテーションの面では共同通信杯GIII (②着) からの臨戦は現在では特に珍しくないが問題はその時点での収得賞金。トライアル競走で権利を得ていなかった身としてはその収得賞金の値で出走可否が決まるところで新馬、1勝クラス勝ち及び共同通信杯GIII ②着の合計だったから決して安泰では無かった。だが同年の出走頭数がフルゲート割れとなった事で問題なく出走にこぎつけられた。そして直線目の覚めるような末脚を発揮して皐月賞GI を制したのであった。

☆ 直線での一瞬の切れ味で……

昨年の 皐月賞GI はフルゲートで争われ、2番人気のソールオリエンスが優勝した。次走東京優駿GI を制するタスティエーラが②着、1番人気のファントムシーフが③着。
ソールオリエンスはキタサンブラック産駒で、2歳11月の東京芝1800m、京成杯GIII を連勝で臨んだ結果の皐月賞制覇であった。次走東京優駿GI は②着、朝日杯セントライト記念GII ②着を経ての菊花賞GI は③着で昨年のクラシック競走を終えている。


 ☆ 皐月賞GI ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ サンライズジパング(牡3)  前走若駒ステークスL は直線に入るまでの反応がもう一つもその直線での反応が良く勝利を掴んだ。その前のホープフルステークスGⅠ では人気薄ながらも③着に入った。ダートグレード競走で②着に入るなど重厚な印象が強く、超スピード決着となると苦しくなりそうだが……