巌流島ステークス 🏇💨


日曜日(1月28日)

小倉競馬場

☆芝1200m

4歳以上3勝クラス

ハンデ


愛知杯GIII が行われた日からこの冬の小倉開催も今週で三週目を数える事となる。初週は波乱の決着が目立って、先週は天候が荒れての施行となった。果たして今週の小倉開催は?!


今週末の小倉開催、日曜日のメイン競走はこの巌流島ステークス。印象的に波乱の傾向が強く、それは巌流島特別時代からそう感じられている。


競走名の巌流島は、正式名称を船島、山口県下関市、関門海峡に浮かぶ無人島である。宮本武蔵vs佐々木小次郎の決闘、俗に言う巌流島の戦いが有名である。島全体は標高は海抜10mという平地となっていて、現在では人工海浜や多目的広場が整備されている。


巌流島ステークスは2021年、その前年まで4歳以上2勝クラスの巌流島特別だったものがクラスアップされて改称された。以来3勝クラスで行われており今年は四度目の巌流島ステークスという事である。昨年までの三年間は京都競馬場の改修工事による特別編成にて冬の小倉開催がロングランとなっていたが、今年は阪神競馬場のスタンド等のリフレッシュ工事による特別編成となってのロングランであり、来年以降どうなるのかについては現時点で定かとなっていない。


〜 巌流島ステークス 過去の勝ち馬 〜


・ 2021年  メイショウカリン

・ 2022年  メイショウミモザ

・ 2023年  スンリ


メイショウの馬が二年連続で勝っていたが昨年はメイショウの馬は勝てず。メイショウツツジなるメイショウの馬が出走したものの⑦着に終わった。今年はメイショウの馬が巻き返せるか?!


☆ 巌流島ステークス 🏇💨


①着  ヤクシマ(牡4) 7番人気

タイム  1.09.0(稍)

1番人気  アドマイヤラヴィ(牝5) ⑤着

 


☆ 芦毛が直線を豪快に‼️

北九州小倉の舞台で宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島の戦いを競走名に模したこの日の小倉競馬メイン競走は、次に京都競馬場で繰り広げられたシルクロードステークスGIII 同じく芝のスプリント戦。前述の通り、現在では3勝クラスの番組だが嘗てはそれ以下のクラスで行われていた巌流島特別なる条件特別競走の時も芝のスプリント戦だった、ある意味この時期の名物スプリント戦。今年の勝ち馬は直線豪快に追い込んで様相を一変させた芦毛馬。嘗て中距離戦だったが短い小倉の直線を豪快に追い込んで重賞タイトルを勝ち取った古豪のアサカディフィートの勇姿が思い出されたか…?!
勝ち馬のヤクシマは芦毛の外国産馬。丁度一年前、ヤクシマは東京のクロッカスステークスLを優勝。それ以来となる勝ち鞍を得て再びオープンクラスに向かう。クロッカスステークスLの後、ヤクシマは橘ステークスLに出走したが惨敗した。その橘ステークスLを優勝したのはこの日シルクロードステークスGIIIを圧勝したルガルだった。橘ステークスL以降勝ち鞍が無かったルガルが久々の勝ち鞍を重賞初制覇という形で実現したその日に、巌流島の戦いを演じたヤクシマ。タチバナの部隊では明暗を分け、九ヶ月後には因縁めいた関係で10分の時間を隔て、京都と小倉と離れた舞台でそれぞれが持ち味を発揮して久々の勝ち鞍を得たという因縁。これだから競馬は面白い。桶狭間の戦いは厳しそうだが下総の合戦では相まみえたい2頭。そう言えばアサカディフィート爺さんは小倉、京都、そして中山でも印象的な勝ち鞍を得ていたよなぁ……