マーチステークスGIII  🏇💨


日曜日(3月24日)
中山競馬場
★ダート1800m
4歳以上オープン
国際
ハンデ

古馬対象のダート重賞競走である。
これが高松宮記念GI が中京競馬場で行われる今週末の日曜日、その高松宮記念GI の発走10分前に行われる。詰まりGI 競走同日に行われる重賞競走である。これは先月行われたフェブラリーステークスGI 同日に小倉競馬場で行われた小倉大賞典GIII、五月にNHKマイルカップGI が東京競馬場で行われる同日の新潟競馬場での新潟大賞典GIII、十一月に京都競馬場で行われるエリザベス女王杯GI 同日に福島競馬場で行われる福島記念GIII があるが、このマーチステークスGIII 以外は3場開催のローカル競馬場での重賞競走だがこの競走は東の主場中山競馬場での重賞競走である。

マーチステークスGIII はダート1800mで行われる重賞競走である。古馬出走対象であるオープンクラスの中山ダート1800mは年に5回行われる中山開催に一鞍ずつ設定されていて、その中で唯一の重賞競走となっている。因みに他の開催での中山ダート1800mオープン特別競走はポルックスステークス、総武ステークス、ラジオ日本賞、師走ステークスL である。

古馬対象のダート戦線は先月行われたフェブラリーステークスGI の後、ドバイワールドカップGI に向かう面々はその先に今年から四月に行われる川崎記念JpnⅠ からかしわ記念JpnⅠ、帝王賞JpnⅠ なる路線がトップ戦線であり、それより下のランクとなると来月のアンタレスステークスGIII、更に平安ステークスGIII と続くGIII 路線となる。路線こそ明確に用意されているものの、出走馬の需要は高いので番組選びは比較的シンプルではあるが難儀だったりしている。

マーチステークスのマーチは勿論英語で三月を意味するものであり、下旬なのでカレンダーの都合で四月に行われる可能性も僅かに有るが基本的に三月に行われる。

マーチステークスGIII が創設されたのは1994年。翌1995年より地方競馬との交流が本格的に始まり、1997年よりダートグレード競走の仕組みも構築されている。段階的にダートの重賞競走が増加していくその先駆けに近い時期に創設された、ダートの中距離重賞競走である。

〜 マーチステークスGIII 主な歴代優勝馬 〜

・ トーヨーリファール ・ ワイルドプラスター ・ タマモストロング ・ スマートボーイ ・ エスポワールシチー ・ テスタマッタ ・ インカンテーション ・ メイショウハリオ  etc……

★ ダートグレード競走G1ホースとなった‼️

メイショウハリオは一昨年のマーチステークスGIII 優勝馬。前年のみやこステークスGIII に次ぐ重賞制覇であるから、その時点ではダートGIII ホースの常連となる可能性があった。だが平安ステークスGIII ③着から臨んだ一昨年の帝王賞JpnⅠ を優勝すると、昨年のかしわ記念JpnⅠ、前年に続き帝王賞JpnⅠ も優勝。ダートグレード競走のG1を三つ制してみせたマーチステークスGIII 優勝馬である。

★ 四度目の重賞競走出走で……

昨年の マーチステークスGIII は降雨の中、16頭立てで行われた。馬場状態は不良。優勝したのは5番人気、当時7歳だった牡馬のハヤブサナンデクン。同馬は前走東海テレビ杯東海ステークスGII ③着から。其れを含む四度目の重賞競走出走で初制覇となった。次走はかしわ記念JpnⅠ に向かい前述したメイショウハリオの③着。


★ マーチステークスGIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ヴァルツァーシャル(牡5)  前走のポルックスステークス(中山ダート1800m)では決め手比べを制してその前の師走ステークスL②着の借りをキタノリューオー(牡7) に対して返した形に。今回は重賞競走故に幾らかメンバーレベルもアップするが流れが向いて前走の様な脚が活きる事になれば……