阪神大賞典GII  🏇💨


日曜日(3月17日)
阪神競馬場
☆芝3000m
4歳以上オープン
国際
別定
優勝馬に天皇賞春GI への優先出走権を付与

天皇賞春GI の前哨戦としての最有力番組としてすっかり定着している。最近では必ずしもそうとは限らないが、天皇賞春GI は古馬にとって春の最大目標となっていた事を考えると、その前哨戦としての立ち位置にあるこの阪神大賞典GII は春の王道路線を形成していた。

その一方で距離3000mは長距離戦であるが、近年スピード重視の傾向から番組数も少なくなっている。故に稀少な長距離戦という側面からそれを得意とするステイヤーの常連が集まるというところにも。

また長距離戦ではかつてはスタミナ重視の傾向一辺倒だったところに超スローペースで脚を溜めて勝負どころで一瞬の斬れ味を以てレースを制する戦術が特にトップクラスでの中長距離戦ではポピュラーとなったりしている。

そんなこの阪神大賞典は1953年に創設された。当時は暮れの開催だった。意外なことに芝2000mでの施行だった。距離は後に芝2200mを経て1965年より芝3100mの長距離線に。1974年より芝3000mとなって現在に至る。また1987年より鳴尾記念との交換で春季での施行に。

〜 阪神大賞典 主な歴代優勝馬 〜

・ ダイナナホウシユウ ・ ヒカルポーラ ・ ハマノパレード ・ ロングホーク ・ ホクトボーイ ・ ニシノライデン ・ スダホーク ・ タマモクロス ・ メジロマックイーン ・ メジロパーマー ・ ナリタブライアン ・ マヤノトップガン ・ メジロブライト ・ スペシャルウィーク ・ テイエムオペラオー ・ ナリタトップロード ・ ディープインパクト ・ アサクサキングス ・ トウカイトリック ・ ゴールドシップ ・ シュヴァルグラン ・ サトノダイヤモンド ・ レインボーライン ・ ディープボンド ・ ジャスティンパレス  etc……

☆ 同一重賞競走三連覇。GII では成功も……

同一重賞競走3連覇。
この阪神大賞典GII を2013〜2015年迄それを成し遂げたのがゴールドシップだ。
ゴールドシップは宝塚記念GI でそれを具現させるべき邁進するも三度目の正直という形で天皇賞春GI を優勝から臨んだが発馬出遅れが響いて敗れたのだった。気の悪さを度々出していたゴールドシップ。同一平地GI 競走の三連覇はならなかったが阪神コースが得意だった事からこの阪神大賞典GII に加えてグランプリ競走でも其れをなしえたかったのだったが……

☆ 春天制覇へ……

昨年の 阪神大賞典GII は14頭で争われた。1番人気は4歳のボルドグフーシュだったがレースを制したのは同じ4歳のジャスティンパレスでボルドグフーシュは②着。
優勝したジャスティンパレスは有馬記念GI ⑦着から。その前は菊花賞GI ③着、神戸新聞杯GII 優勝。他にホープフルステークスGII ②着。この後は天皇賞春GI を優勝でGI ホースになると上位戦線で安定した戦績を保っている。一方でボルドグフーシュは前年秋神戸新聞杯GII ③着、菊花賞GI と有馬記念GI ②着から。次走天皇賞春GI は⑥着。現時点での主な勝ち鞍は一宮特別(2勝クラス・中京芝2200m) である。


☆ 阪神大賞典GII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ワープスピード(牡5)  昨秋古都ステークス(3勝クラス・京都芝3000m)勝ちから長距離戦出走に専従してオープンクラスではスポーツニッポン賞ステイヤーズステークスGII ④着、ダイヤモンドステークスGIII ③着ならば芝2500mの日経賞GIIではなくこちらへの出走は必然的。阪神コースは未知数だが特に問題なさそう。序盤から好位置に付けられるならば勝ち負けまで……