大阪城ステークスL  🏇💨


日曜日(3月3日)
阪神競馬場
☆芝1800m
4歳以上オープン
国際
ハンデ

報知杯弥生賞ディープインパクト記念GII が中山競馬場で行われる今週末の日曜日、阪神競馬場のメイン競走はこの競走である。カテゴリーとしては芝の中距離戦でマイルも守備範囲にもなっている。次の開催に控えている大阪杯GI に出走へのワンチャン狙い、その先に行われる宝塚記念GI 迄に行われるマイルから中長距離戦への活躍を期待している面々による競走という様相になる。

大阪城ステークスは80年代半ばより春の阪神開催で行われている。当初は芝2500mで行われていた。また施行週は2回開催で、現在の大阪杯GI が行われている辺りでであった。90年代後半からは距離が芝2000mに、施行時期も1回阪神開催だから前半のそれで行われるようになった。尚以前の中長距離戦としては大阪-ハンブルクカップに引き継がれた。
2007年からは阪神コースが改修されて新設された芝1800mが採用され現在に至る。
2019年からはリステッド競走に格付されている。

〜 大阪城ステークスL 主な歴代優勝馬 (2019年〜)〜

・ レッドガラン ・ ヒンドゥタイムズ  etc……

〜 大阪城ステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ メジロモンスニー ・ ダイタクサージャン ・ メイショウオウドウ ・ サンライズペガサス ・ アサカディフィート ・ ローマンエンパイア ・ ビッグゴールド ・ スーパーホーネット ・ オースミグラスワン ・ エアソミュール ・ スマートレイアー ・ アストラエンブレム  etc……

☆ 波乱を読んだ逃げ先行馬……

2005年の大阪城ステークスはチョー大波乱決着だった。①着には当時7歳だったビッグゴールドで10番人気だった。直近の戦績は言うに及ばず、2002年のカシオペアステークス以来勝ち鞍は無し、しかも向こう半年程はダート戦に出走していた。②③着にも人気薄が入った結果、三連単 4,049,110 円も付けた。逃げ切り勝ちというそれまでの戦術から一変した手の内を明かしたかのように、次走大阪-ハンブルクカップも逃げ切って連勝を果たすとその勢いを天皇賞春GI に持ち込んだ。優勝したのはスズカマンボで②着に入ったのがビッグゴールドだった。優勝したスズカマンボは11番人気。前年牡馬クラシック競走にはキングカメハメハには及ばずもハーツクライとは好戦していたスズカマンボとしては11番人気というのはあまりにも低すぎる評価だったか…… 一方でオープン特別競走ではあったが2連勝していたビッグゴールドは更に低評価の14番人気ということで、三連単は 1,939,420 円の大波乱決着。大阪城ステークスと大阪-ハンブルクカップを連勝、天皇賞春GI は②着と3戦連続で連対し、波乱続きの決着に見事絡んだ2005年春のビッグゴールド。因みに4歳の時には日刊スポーツ賞中山金杯GIII を優勝しており、金に纏わる馬が馬券に絡むを地で行った事もあった。

☆ 10戦目のオープン初勝利‼️

昨年の 大阪城ステークスL  は全般的に高齢馬の出走が目立った16頭で行われ、当時7歳だったスカーフェイスが差し切った。同馬はオープン入りしてから10戦目で初めての勝ち鞍となった。その間前年の中山金杯GIII ②着、同じく函館記念GIII を③着していた。次走ダービー卿チャレンジトロフィーGIII に出走したが⑬着。夏場に芝2000mの重賞競走を3つ出走したがほぼ全て惨敗。秋以降は出走していない。今年大阪城ステークスL への特別登録をしているが……


☆ 大阪城ステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ピンハイ(牝5)  チューリップ賞GII はナミュールの②着に入り優先出走権を得た桜花賞GI はスターズオンアースの⑤着、優駿牝馬オークスGI ④着とまずまず活躍。秋華賞GI には直行を余儀なくされるも出走枠に入る事が出来ず、代わりに出走した西宮ステークス(3勝クラス・阪神芝1800m)はきっちり勝ち抜けた。オープン入りすると壁に当たった印象だったが昨秋勝ち鞍こそ挙げられずもカシオペアステークスL ②着、中日新聞杯GIII ③着と復調をアピールした。愛知杯GIII に出走してくれば狙いがたったのだったが叶わず、西宮ステークスと同じ阪神芝1800mの此処を狙って来た。順調ならばここは勝ち負けをして先の目処を立てたいところだ。