チューリップ賞GII 🏇💨


土曜日(3月2日)
阪神競馬場
☆芝1600m
3歳牝馬限定オープン 💐
国際
馬齢
桜花賞トライアル(③着までに桜花賞GI への優先出走権を付与)

土曜日の阪神競馬場では、桜花賞トライアル第一弾が行われる。舞台は桜花賞GI、阪神ジュベナイルフィリーズGI と同じ阪神芝1600mであり、桜花賞トライアル競走の中では最有力なものとして少し前までは認識されていた。だが近年ではトライアル競走を使わないで戴冠するケースも目立っている。

チューリップ賞の創設は1994年。
同年より重賞競走となったが、それ以前はオープン特別競走として行われていた。1993年までは桜花賞指定競走で②着までに優先出走権が付与されていた。1994年も桜花賞指定重賞競走として行われ、③着までに優先出走権、1995年からは桜花賞トライアル競走となった。格付は当初GIIIだったが2018年よりGII に格上。また国際競走には2010年より。

〜 チューリップ賞 主な歴代優勝馬 〜

・ エアグルーヴ ・ テイエムオーシャン ・ スイープトウショウ ・ ウオッカ ・ ブエナビスタ ・ ハナズゴール ・ ハープスター ・ シンハライト ・ ソウルスターリング ・ ラッキーライラック ・ メイケイエール ・ ナミュール  etc……

☆ 牝馬のダービー馬とライバル馬と……

2007年のチューリップ賞GIII はウオッカが優勝した。同馬は阪神ジュベナイルフィリーズGI を優勝、前走はエルフィンステークスも使って制していた。このチューリップ賞GIII では同期のライバルであったダイワスカーレットも出走していたが②着。この時点では2頭の実力差と感じられていたが、ダイワスカーレットは正にトライアル競走としての走りに徹したとされている。それは桜花賞GI での結果が物語っており、ダイワスカーレットが桜の女王の座に就いたのだった。次の対戦が期待されたが2頭は優駿牝馬オークスGII には出走しなかった。ダイワスカーレットはオークス出走が既定路線だったが回避を余儀なくされた。一方でウオッカはと言えば東京優駿GI に向かい、見事に優勝は牝馬としては64年振りの事だった。またその後は秋華賞GI ではダイワスカーレットが完勝、翌年の天皇賞秋GI ではウオッカの辛勝、有馬記念GI はダイワスカーレットが完勝という対決結果。ダイワスカーレットは連対率100%を誇ったが、出走を所望していた幾つかのレースを回避したりと順調とは言えなかった一方でウオッカはジャパンカップGI 等東京競馬場のGI 優勝を数多く成し遂げたが2頭の力関係はダイワスカーレットが数枚上と言ったところだった……かも?!。

☆ 桜花賞GI で②③着馬が健闘、勝ち馬は……

昨年の チューリップ賞GII は2歳女王のリバティアイランドの出走は無かった。これは近年顕著に見られる直行ローテというものと言える。その結果17頭の出走は混戦模様に。結果も波乱の部類となり、優勝したのはモズメイメイがハナ差でコナコーストを降した。決まり手は逃げ切り。モズメイメイは前走こぶし賞(阪神芝1600m)で2勝目を挙げてという臨戦で勿論重賞初制覇。桜花賞GI は⑬着だったが矛先をスプリント戦に変えて臨んだ葵ステークスGIII では見事なロケットスタートを決めて逃げ切って優勝した。またハナ差②着のコナコーストはデビュー勝ちからのエルフィンステークスL②着からの臨戦で、次走桜花賞GI でもリバティアイランドの②着に。③着のペリファーニアも次走桜花賞GI で③着に。昨年についてはこのチューリップ賞組が桜花賞GI で健闘したと言えた。


☆ チューリップ賞GII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨💐

・ スウィープフィート(牝3)  スワーヴリチャード産駒で祖母は宝塚記念GI 等を含むGI を3勝のスイープトウショウという血統背景を持っている。前走はエルフィンステークスL ②着は相手の決め手に屈するもクビ差負けただけ。前に付けたが馬場の良いところを通れなかったという残念な部分が響いた印象だったか。また阪神コースは阪神ジュベナイルフィリーズGI ⑦着完敗と言うのが引っかかる点にはなるが……