報知杯弥生賞ディープインパクト記念GII  🏇💨


日曜日(3月3日)
中山競馬場
☆芝2000m
3歳牡馬牝馬限定オープン
国際
馬齢
皐月賞トライアル(③着迄に皐月賞GI への優先出走権を付与)

三月の第一週にこの弥生賞ディープインパクト記念GII が行われる。三月三日は花の節句、雛祭り当日にも重なる。弥生は陰暦で三月を意味する。草木が芽吹く月、とも。

ディープインパクトは2005年の牡馬クラシック三冠をデビューから無敗で成し遂げた。翌年には古馬王道競走の殆どを優勝。種牡馬としても数多くの名馬を輩出し、正に日本競馬の至宝として生涯を閉じると栄誉を讃えてこの報知杯弥生賞GII に2020年よりディープインパクト記念を付して行われるようになっている。

報知新聞社はスポーツ報知なるスポーツ新聞を発刊しているメディア系企業で、この重賞競走は同社より寄贈を受けて行われる。

この競走の創設は1964年。
当初は中山芝1600mの別定戦として行われた。
馬齢には1971年より。1984年に中山芝2000mに定着されている。またグレードは1984年からはGIII、1987年にGII に格上されて現在に至る。国際競走には2010年より。

〜 報知杯弥生賞ディープインパクト記念 主な歴代優勝馬 〜

・ キーストン ・ アサカオー ・ タニノムーティエ ・ ハイセイコー ・ カブラヤオー ・ クライムカイザー ・ ラッキールーラ ・ サルノキング ・ ミスターシービー ・ シンボリルドルフ ・ スダホーク ・ サクラスターオー ・ サクラチヨノオー ・ メジロライアン ・ ウイニングチケット ・ フジキセキ ・ ダンスインザダーク ・ スペシャルウィーク ・ ナリタトップロード ・ アグネスタキオン ・ エイシンチャンプ ・ コスモバルク ・ ディープインパクト ・ アドマイヤムーン ・ ロジユニヴァース ・ ヴィクトワールピサ ・ サダムパテック ・ サトノクラウン ・ マカヒキ ・ ダノンプレミアム ・ タイトルホルダー ・ アスクビクターモア ・ タスティエーラ  etc……

☆ 4歳シーズンにて……

アドマイヤムーンは2006年の報知杯弥生賞GII を優勝。それが前走の共同通信杯GIII等を含む重賞競走3勝目。当時はそれくらいの数のレースを使うのは普通の事だった。牡馬クラシック戦線では皐月賞GI ④着、東京優駿GI は⑦着と正直期待を裏切ったと言われても仕方ない結果に。菊花賞GI には向かわずに札幌記念GII 優勝から神戸新聞杯GII 等には向かわずに天皇賞秋GI へ。結果は③着だった。不本意に終わった3歳シーズンとは打って変わって反撃に出た4歳シーズンは、京都記念GII 優勝から向かったドバイデューティフリーGI を優勝で待望久しかったGI ホースに。続いて宝塚記念GI を制して国内外のGI タイトル奪取に成功。前年のリベンジに燃えた天皇賞秋GI は同期の二冠馬メイショウサムソンの⑥着に敗れたがジャパンカップGI を制して三つ目のGI 優勝。それがラストランとなった。クラシックシーズンではメイショウサムソンに屈したが4歳シーズンでは拮抗と言える戦績をマークしたものの天皇賞秋GI では屈した当たり、同期のライバル物語としては少し評価が下がったか?! 

☆ 後のダービー馬の優勝‼️

昨年の 報知杯弥生賞ディープインパクト記念GII は10頭立てで行われ、③着までに3番人気以内の3頭で決着。優勝した2番人気のタスティエーラはその後東京優駿GI を制している。昨年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出された。


☆ 報知杯弥生賞ディープインパクト記念GII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ トロヴァトーレ(牡3)  目下2連勝は何れも中山芝2000mでマーク。この条件であれば相手がホープフルステークスGI 組でも抗えるところ。