中山記念GII  🏇💨


日曜日(2月25日)
中山競馬場
☆芝1800m
4歳以上オープン
国際
別定
優勝馬に大阪杯GI への優先出走権を付与

春の中山開催の開幕。土曜日にはオープンクラスの競走が無いのでこの中山記念GII が春の開催の開幕を告げる注目の一戦である。大阪杯GI の前哨戦で有ると同時にドバイミーティングへの壮行競走としての立ち位置もある。

中山記念は1936年に創設された、旧い伝統を誇る重賞競走である。勿論中山競馬場での施行で距離は芝3200mの長距離競走だった。
当初は春秋にて行われていた。その後1952年より秋のみの施行となった。後に秋から春に移設となったのは1972年より。距離が芝1800mとなったのは1957年より。グレードは1984年導入時よりGII 。国際競走には2005年よりであり、JpnII にはならなかった。

〜 中山記念 主な歴代優勝馬 〜

・ ハイセイコー ・ ヤマブキオー ・ カネミカサ ・ エイティトウショウ ・ トウショウペガサス ・ クシロキング ・ スズパレード ・ コーセイ ・ ホクトヘリオス ・ ムービースター ・ サクラチトセオー ・ フジヤマケンザン ・ サクラローレル ・ サイレンススズカ ・ キングヘイロー ・ トウカイポイント ・ カンパニー ・ ヴィクトワールピサ ・ ジャスタウェイ ・ ヌーヴォレコルト ・ ドゥラメンテ ・ ネオリアリズム ・ ウインブライト ・ ダノンキングリー ・ ヒシイグアス ・ パンサラッサ  etc……

☆ ドバイ、香港への壮行競走……

前述した通り、この中山記念GII は近年間もなくやって来るドバイミーティングや香港のクイーンエリザベス二世カップGI に繋がる重要な一戦となっている。特に2010年代以降、それは顕著となっている。2011年、前年皐月賞GI、有馬記念GI を優勝したヴィクトワールピサが中山記念GII 優勝から臨んだドバイワールドカップGI を優勝。2014年は前年の天皇賞秋GI で強烈な脚を繰り出して優勝したのに続いてこの中山記念GII を完勝から向かったドバイデューティフリーGI で世界レーティング一位の走りを魅せた。2017年のネオリアリズム、2018、2019年を連覇したウインブライトは香港のGI  競走を制し、2022年のパンサラッサは中山記念GII 優勝からドバイターフGI を同着ながら優勝。という事で、この中山記念GII 優勝から近年多くの春季海外GI ホースが誕生している。

☆ ベテランによる二度目の優勝‼️

昨年の 中山記念GII はメンバー的にこの馬だ‼️と言うような絶対的な存在こそ見当たらないものの、ここをきっかけにして大きく羽ばたきたいという期待馬が多く顔を揃えた印象の中、優勝したのは7歳のベテランヒシイグアスが二度目の優勝となった。


☆ 中山記念GII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ エルトンバローズ(牡4)  昨年ラジオNIKKEI賞GIII、毎日王冠GII を優勝して臨んだマイルチャンピオンシップGI は④着で上がり馬からGI 制覇にも王手をかけた状態である。ここはGI 競走の前哨戦であり、全てが100%の仕上げではないと言う点を考慮してもレベルの高い相手にどう戦うか?! 試金石となる一戦で大いに注目したい存在には違いない。