小倉大賞典GIII  🏇💨


日曜日(2月18日)
小倉競馬場
☆芝1800m
4歳以上オープン
国際
ハンデ

フェブラリーステークスGI 同日に小倉競馬場で行われる、冬の小倉開催の後半で唯一行われる重賞競走である。ただ今年は中京競馬場に代わって愛知杯GIII も行われたので唯一の重賞競走という訳では無いが……
またこの小倉大賞典GIII と同じくGI 競走が行われる同日に別の競馬場で行われる重賞競走は新潟大賞典GIII(NHKマイルカップGI と同日)、福島記念GIII(エリザベス女王杯GI と同日)がある。

この小倉大賞典が創設されたのは1967年の夏の事。その後開催時期や距離が幾度か変更を経て、小倉競馬場がグランドオープンした1999年の翌2000年以降では冬の開催での芝1800mで定着している。尚2005年までは夏の開催のテレビ西日本賞北九州記念GIII も同じ小倉芝1800mで行われていた。

〜 小倉大賞典 主な歴代優勝馬 〜

・ ヤマノシラギク ・ グローバルダイナ ・ トウショウレオ ・ レッツゴーターキン ・ サイレンススズカ ・ ジョービッグバン ・ メイショウバトラー ・ メイショウボーラー ・ アサカディフィート ・ ヒットザターゲット ・ カレンブラックヒル ・ マルターズアポジー ・ スティッフェリオ ・ カデナ etc……

☆ 高齢、短い直線での追込炸裂‼️

アサカディフィートは直線最後方から強烈な追込みを決めるというパターンで長く活躍した馬。もし小倉三冠のメイショウカイドウが、その存在が無かったならば小倉を代表する馬の候補となった可能性もあった。それはこの小倉大賞典GIII を連覇、それも9歳と10歳での事だったのだから驚愕だった。中山金杯GIII やカシオペアステークスでも連続して勝ち負けしており、小倉や中山という直線の距離が長くない舞台で追込みを決めたところにそこはかとなく価値が有る印象だった。

☆ 7歳で初の重賞制覇‼️

昨年の 小倉大賞典GIII は16頭立て、混戦模様の中2番人気だった7歳の騙馬ヒンドゥタイムズがハナ差でカテドラルを振り切って優勝した。同馬は二年以上勝ち鞍から遠ざかっていたが、前年の小倉記念GIII で②着等が好感されていた。7歳となって初めての重賞競走優勝は大変めでたい事だった。次走大阪杯GI に挑んだがシンガリ負け。秋には京都大賞典GII で先週の京都記念GII を優勝したプラダリアから0.2秒遅れの④着に健闘。八歳となった今年も現役続行中である。


☆ 小倉大賞典GIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ダンディズム(騙8)  目指せ令和のアサカディフィート‼️ 的な勢いが感じられる古豪。前走小倉日経オープン(小倉芝2000m)からの臨戦はハナから狙い通りのローテーションだと思われる。登録メンバー中小倉コースでの実績は間違いなくトップであり、昨秋福島記念GIII ②着も。典型的な小回りローカル巧者であり、この舞台であれば1800mもドンと来いだと思われる。恐らく人気を背負うと思われるが其れも問題なさそうだ。昨年②着のカテドラル(牡8)、前走愛知杯GIII ②着のタガノパッション(牝6)も侮れない存在だ……