共同通信杯GIII(トキノミノル記念)  🏇💨


祝日(建国記念日)
東京競馬場
☆芝1800m
3歳オープン
国際
馬齢

クラシック競走を目標とする牡馬を中心に覇を競う重賞競走である。前年秋に行われた東京スポーツ杯2歳ステークスGII と同じコースのそれであり、多数の有力馬が出走してくる注目の一戦である。

競走名の副題にあるトキノミノルとは、1951年の皐月賞、そして東京優駿を優勝、それまで無敗の10連勝を遂げていたが間もなくして破傷風により急逝。幻の馬として後世に伝えられている。東京競馬場にはトキノミノルの栄誉を讃えての銅像が建立されており、待ち合わせ場所等に活用されて親しまれている。

この競走は競走名からも分かる通り共同通信社より寄贈を受けている。共同通信社は東京都港区に本社を置く大手通信社である。

共同通信杯は1967年に創設された。
当時の競走名は東京4歳ステークス。
競走名はその後共同通信杯4歳ステークス、2001年より現称となっている。

〜 共同通信杯 主な歴代優勝馬 〜

・ タケシバオー ・ ミノル ・ カブラヤオー ・ テンポイント ・ サクラショウリ ・ サルノキング ・ ミスターシービー ・ ビゼンニシキ ・ サクラユタカオー ・ ダイナガリバー ・ アイネスフウジン ・ ナリタブライアン ・ メジロブライト ・ エルコンドルパサー ・ イーグルカフェ ・ ジャングルポケット ・ アドマイヤムーン ・ ゴールドシップ ・ イスラボニータ ・ リアルスティール ・ ディーマジェスティ ・ スワーヴリチャード ・ ダノンキングリー ・ エフフォーリア  etc……

☆ 後のクラシックホースを降し……

2015年の共同通信杯GIII を優勝したのはリアルスティール。この時②着に降したのはその後皐月賞GI、東京優駿GI を優勝したドゥラメンテだった。この世代は他にキタサンブラックも居たハイレベルな世代だったが、優勝したリアルスティールはクラシック競走は無冠にて終わったが翌2016年にドバイターフGI を優勝してその名を刻んでいる。

☆ 完成度の高い走りで……

昨年の 共同通信杯GIII は12頭立て。優勝したのは完成度の高い走りを見せた3番人気のファントムシーフ。1番人気のダノンザタイガーは③着。
ファントムシーフはホープフルステークスGII④着からの臨戦。自身3勝目での重賞初制覇。次走皐月賞GI は1番人気で③着。クラシック競走は無冠に終わった。 
一方敗れたダノンザタイガーはクラシックシーズンをほぼ休養し、復帰してからは3勝クラスからの出直しで目処を立てつつあるところ。


☆ 共同通信杯GIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ミスタージーティー(牡3)  今年の共同通信杯GIII には朝日杯馬ジャンダルマンダル(牡3)、②着のエコロヴァルツ(牡3)の登録がある。何方も関西馬故に嘗てのナリタブライアン同様、ダービーを想定しての東京コース体験ツアーという按配か?! それは兎も角2頭を含め全体的に関西勢が圧倒しそう。ミスタージーティーの前走ホープフルステークスGI を⑤着はワンパンチ不足も手応えは鞍上の坂井瑠星が掴んだ模様。更なる前進が期待出来そう。