京都記念GII  🏇💨


祝日(建国記念日)
京都競馬場
☆芝2200m
4歳以上オープン
国際
別定
優勝馬にコーフィールドカップGI(豪)への優先出走権を付与

伝統の重賞競走である。
王道路線のトップクラスの一部が今年の始動戦とする場合がある。また近年ではドバイや香港などの海外GI 競走への壮行競走とするケースもある。加えてオープン馬としては実績が薄い面々も出走、勢いで勝ち負けに加わるケースも見られる。

伝統の京都記念は1942年に創設された。
この競走は創設当初から1983年まで、春秋年二回行われていた。これは現在天皇賞が春秋それぞれで行われているが、この京都記念もそうだった、と言うこと。
距離は当初芝3500mで行われた。その後芝2000m以上で幾度かの変更がなされている。現在の芝2200mに定着したのは1994年。この時負担重量もハンデキャップから別定に変わっている。

〜 京都記念 主な歴代優勝馬 〜

・ タケシバオー ・ ハマノパレード ・ タニノチカラ ・ テンポイント ・ エリモジョージ ・ アグネスレディー ・ オースミロッチ ・ ビワハヤヒデ ・ テイエムオペラオー ・ ナリタトップロード ・ アドマイヤムーン ・ アサクサキングス ・ ブエナビスタ ・ トーセンラー ・ ラブリーデイ サトノクラウン ・ クロノジェネシス ・ ラヴズオンリーユー ・ ドウデュース  etc……

☆ 格上挑戦馬の激走

2001年の京都記念GII はマックロウが優勝した。
マックロウは1993年の桜花賞GI、優駿牝馬オークスGI を優勝、繁殖ではアドマイヤベガやアドマイヤドン等を出したベガの全弟。前走は琵琶湖特別(京都芝2400m)を②着。その競走は当時の4歳以上900万以下、現在で言うところの4歳以上2勝クラスに相当するもので、詰まり条件クラスに身を置いていた格上挑戦馬だった。後方から追い込んでゴール前同期のダービー馬アグネスフライト以下を撫で切ってみせたのだから驚愕だった。GII の別定重賞を制したマックロウはその後同年の天皇賞春GI を④着、目黒記念GII を②着等健闘を見せたが勝ち鞍は挙げられず、同年の宝塚記念GI を最後に引退した。

☆ 完勝の一方で……

昨年の 京都記念GII は前年のダービー馬ドウデュースが堂々とした走りで優勝。舞台は阪神競馬場であったが、その走りでならこの先の戦いに光明が差した形だった。その後のドウデュースは次走ドバイに向かったが出走回避して暫く休養を余儀なくされ、秋に復帰したが今度は鞍上の武豊が負傷により騎乗出来なくなった関係もあり、復帰してからの2戦は勝ち負けに至らなかったが、武豊が復帰した有馬記念GI を優勝して復活をアピールした。
またこの一方で、2021年の皐月賞GI、天皇賞秋GI、有馬記念GI を優勝したエフフォーリアは競走中止に。3歳だった2021年の輝きを取り戻すことが出来ずにタープを去ったのだった。


☆ 京都記念GII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ プラダリア(牡5) 昨年京都大賞典GII を優勝。有馬記念GI は直線沈んだ格好だったが未だ力不足だったか。今回は実績のある京都のGII だからして巻き返しも期待出来そう。