きさらぎ賞GIII  🏇💨


日曜日(2月4日)
京都競馬場
☆芝1800m
3歳オープン
国際
馬齢

優勝馬等から数多くのGI ホースを輩出して来ている重要な重賞競走である。近年では調教技術、手段が格段に向上した事もあり、レース選択の幅も拡がって、チャンスあれば出走態勢を整えて…みたいな傾向もあり、この時期の重賞競走をトライアル戦に代わって使い本番に向かうケースも見られている。単なる賞金稼ぎの場だけでは無いというところか。

きさらぎ賞は1961年に創設された。当初は中京砂1200mでの施行で、後に砂1700mを経て1971年より芝コースが整備設定された中京芝1800mで行われるようになった。1987年からは舞台を京都競馬場に移設され、芝1800mで行われるようになった。昨年を含む前三年間は京都競馬場の改修工事に伴う特別編成により、きさらぎ賞GIII は中京競馬場での代替開催となり、距離は芝2000mで行われた。
尚昨年までは正賞がNHK賞だったが、この競走をNHK総合等で生中継された事は無かった。
今年から負担重量基準が別定から馬齢に変更される。実績馬には優位な変更点となりそうだ。

〜 きさらぎ賞 主な歴代優勝馬 〜

・ ダイコーター ・ マーチス ・ タカツパキ ・ タニノムーティエ ・ ヒカルイマイ ・ キタノカチドキ ・ インターグシケン ・ ハクタイセイ ・ シンホリスキー ・ スキーキャプテン ・ ロイヤルタッチ ・ スペシャルウィーク ・ ナリタトップロード ・ アグネスゴールド ・ ネオユニヴァース ・ アサクサキングス ・ トーセンラー ・ サトノダイヤモンド etc……

☆ 後のクラシック三冠ホースを後目に…

トーセンラーがきさらぎ賞GIII を優勝したのは2011年の事。同馬は後にマイルチャンピオンシップGI を優勝、天皇賞春GI を②着、菊花賞GI ③着と京都コースでは高い実績を刻んだ馬だった。尚同年のきさらぎ賞GIII は同年に牡馬クラシック三冠ホースとなるオルフェーヴルが出走して③着、1番人気で④着だったのは東京優駿GI、菊花賞GI 等で何れもオルフェーヴルの②着だったウインバリアシオンだった。

☆ 良血が人気の源?!

昨年の きさらぎ賞GIII(NHK賞)  は中京芝2000mを舞台に8頭立てで行われ、圧倒的1番人気に支持されたフリームファクシが優勝した。同馬はディアドラの弟という血統背景を持っており、前走平場の中京芝2000mが舞台の1勝クラスを勝っていた事もあって圧倒的な人気の要因となっていた。出世レースを制したフリームファクシだったが、その後の牡馬クラシック戦線では残念な結果に終わってしまった。直近ではスポーツニッポン賞京都金杯GIII で⑤着。東京新聞杯GIII に特別登録している。


☆ きさらぎ賞GIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨 

・ ファーヴェント(牡3)  前走は出世レースの東京スポーツ杯2歳ステークスGII で③着は混戦模様の中での一戦。先週日曜日の東京開催で特に後半で根岸ステークスGIII を含めての3勝をもぎ取った川田将雅騎手を配する予定。今週日曜日は京都で無双、そのど真ん中にはこの馬が…?