東京新聞杯GIII  🏇💨


日曜日(2月4日)
東京競馬場
☆芝1600m
4歳以上オープン
国際
別定

上半期のマイル王者決定戦 安田記念GI と同じ東京芝1600mを舞台に行われる重賞競走。二月の施行であるが注目に値する一戦である。

東京新聞は首都圏を販売網としている朝夕刊紙で、このレースはその発刊元の中日新聞東京本社より寄贈を受けている。

東京新聞杯は1951年に創設された。
当初は東京杯(ダートグレード競走の東京盃JpnII とは無関係)として行われた。施行時期は四月下旬、芝2400mで行われていた。所謂天皇賞春の前哨戦の一つという立ち位置にあった。
1966年より東京新聞杯に改称、時期も冬の東京開催に移設された。
1984年より現行と同じ東京芝1600mに変更され現在に至る。
グレードは1984年よりGIII が付与され現在に至る。

〜 東京新聞杯 主な歴代優勝馬 〜

・ トサミドリ ・ ハクチカラ ・ コレヒデ ・ タケシバオー ・ アカネテンリュウ ・ メジロファントム ・ モンテプリンス ・ ドウカンヤシマ ・ ギャロップダイナ ・ ホクトヘリオス ・ セキテイリュウオー ・ トロットサンダー ・ キングヘイロー ・ アドマイヤコジーン ・ ウインラディウス ・ ハットトリック ・ スズカフェニックス ・ スマイルジャック ・ ホエールキャプチャ ・ リスグラシュー ・ インディチャンプ  etc……

☆ 成長途上の中で重賞初制覇…そして…

リスグラシューが東京新聞杯GIII を優勝したのは2018年の事。明け4歳の牝馬だった同馬の優勝はは古馬になって初めての重賞制覇だった。その当時未だ発展途上であり、善戦するも勝ち切れないという戦績を重ねていた中での重賞制覇だった。翌2019年になるとリスグラシューは同年初めて短期免許で来日したD.レーン騎手との巡り会い、馬体の大幅な成長を経て覚醒の時を迎えた。紅一点の出走だった宝塚記念GI を優勝して前年秋のエリザベス女王杯GI に次ぐGI 制覇を果たすとレーン騎手と共に豪州のコックスプレートGI に挑戦し、極端に短い最後の直線も無難にこなしてレースを制した。そして年末のグランプリ有馬記念GI 。一つ下のアーモンドアイの急遽参戦もあった中で主役の座を渡さなかったリスグラシューはそれを最後に競走馬としての日々を終わらせ繁殖の日々へと向かったのだった。

☆ ②着馬が秋にベストマイラーに‼️

昨年の 東京新聞杯GIII は16頭が揃い、高いレベルのレースが展開された。制したのは当時6歳だったウインカーネリアンが先行粘り込みで。同馬は前年の関屋記念GIII に次ぐ重賞競走2勝目に。昨年はブリーダーカップマイルにも出走した。今年も現役続行で本競走への特別登録をしている。また②着のナミュールは秋に大きく覚醒し、富士ステークスGII 、マイルチャンピオンシップGI を優勝、香港マイルGI ③着は日本調教馬最先着。


☆ 東京新聞杯GIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨


・ フリームファクシ(牡4)  GI ホースは朝日杯フューチュリティステークスGI の覇者ドルチェモア(牡4) が居るのみで、実績馬と言えば精々GII ホースまで。それに該当する、人気が予測されているマスクトディーヴァ(牝4)が自身初めてのマイル戦でどの様な走りを披露するのか?!大いに注目が集まるところ。そんな中、良血のフリームファクシはマスクトディーヴァ同様、前走京都金杯GIII(⑤着)までは中距離戦を使い続けていた。でもって前走は先行に位置してそこそこ粘ったものの結果は大きく着いてきた訳では無かった。それでも一定の評価は得られており、左回りに舞台が変わる事でジャスティンカフェ(牡6)等のそこそこの実績馬達に太刀打ちしたら丸々一年ぶりの勝利(昨年のきさらぎ賞GIII以来)というドラマ性に溢れる活躍の一歩となるだろう。