若駒ステークスL  🏇💨


土曜日(1月20日)
京都競馬場
☆芝2000m
3歳オープン
国際
別定

今週の土曜日に京都競馬場の特別競走一番手として行われる、3歳馬による中距離のオープン特別競走である。2019年よりリステッド競走に格付された。
80年代半ばよりジュニアステークスとして行われ、1989年より若駒ステークスに改称され、現在に至っている。立ち位置としては時期的に前哨戦の前哨戦という立ち位置に映るが、後にクラシックホースとなる馬が多く優勝した事、調整方法の多様化も手伝い芝の中距離競走という条件もあり、好メンバーが揃うケースもあって注目に値するリステッド競走である。

〜 若駒ステークスL 主な歴代優勝馬(2019年〜) 〜

・ ヴェロックス ・ マイネルラウレア(昨年) etc……

〜 若駒ステークス 主な過去の勝ち馬(〜2018年) 〜

・ ハクタイセイ ・ トウカイテイオー ・ ナリタタイシン ・ エリモダンディー ・ アグネスゴールド ・ リンカーン ・ ブラックタイド ・ ディープインパクト ・ アンライバルド ・ ヒルノダムール ・ トゥザワールド ・ マカヒキ etc……

☆ いざダービー制覇へ‼️

主な過去の勝ち馬の中に、ダービー馬が散見されている。ディープインパクトやトウカイテイオー、そしてマカヒキである。
マカヒキは2016年の若駒ステークス勝ち馬であり、同年のダービー馬である。同年の牡馬クラシック戦線は皐月賞GI がディーマジェスティ、菊花賞GI がサトノダイヤモンド、他にリオンディーズなどが加わっての高いレベルの競争が繰り広げられた。その様は一時的だったかもしれませんが「最強世代」と言われ、他の世代とのレベル比較もあちらこちらで行われていた。ただ有馬記念GI でサトノダイヤモンドが上の世代の最強馬だったキタサンブラックを降したが翌年の天皇賞春GI で返り討ちに遭ってしまった。詰まり古馬となっての成長力という点で、この世代の少なくとも牡馬王道路線では頭打ちに遭ってしまった。そんな中でマカヒキは同年秋に凱旋門賞GI へのチャレンジを試みたものの、ニエル賞GI こそ優勝したものの本番は惨敗。それをキッカケに戦績は低迷してしまった。ただ無事是名馬を地で行ったマカヒキは8歳秋に京都大賞典GII を優勝してみせたのだった。

☆ クラシック戦線では……

昨年の 若駒ステークスL は前年同様中京芝2000mを舞台に行われ、7頭での一戦は見応えの高い直線の攻防が繰り広げられた。最後方待機の上で大外からゴール前になって一瞬の斬れ味を披露したマイネルラウレアが先に抜け出していたワンダイレクトと距離を置いて併入、ハナ差で制したのだった。マイネルラウレアはひと月前に行われた阪神芝2000mの新馬に続く連勝となり、形の上では無敗でクラシック戦線に向かったのだったが結果は散々だった。あの斬れ味抜群な末脚炸裂をもう一度と願わずには居られない。


☆ 若駒ステークスL ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ミカエルパシャ(牡3)  昨年七月の中京芝2000mのデビュー戦を逃げ切り勝ち。馬体重を22㌔も増やして臨んだ東京スポーツ杯2歳ステークスGII は行き脚つかずという訳では無かったものの後方待機で直線に掛けるレースを余儀なくされるも久々が堪えたか?! ⑤着まで。素質の一旦こそ見せたものの満足行かない結果で立て直しを余儀なくされた。ここはこの先の進路を見定めるに重要な試金石となる一戦故に注目したい。