東海テレビ杯東海ステークスGII 🏇💨


日曜日(1月21日)
京都競馬場
★ダート1800m 
4歳以上オープン
国際
別定
優勝馬にフェブラリーステークスGI への優先出走権を付与

東の中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップGII が行われる日曜日、西のメイン競走の東海テレビ杯東海ステークスGII は京都競馬場で行われる。本来この競走は中京競馬場で行われる重賞競走なのであるが、阪神競馬場が初夏よりスタンド改修工事が行われる関係で西日本の競馬番組は部分的に例年とは異なる編成となっていてこの重賞競走もそれに該当している。京都競馬場での施行は幾度か実績があり、今年は2020年以来のそれとなる。

本競走の創設は1984年。同年暮れの中京開催でウインターステークスとして、ダート2200mで行われたのがそれに当たる。格付はGIII。1997年にはGII にランクアップされ現在に至っている。1990年から距離がダート2300mに変更されたがダートの長距離重賞競走としての立ち位置に変わりは無い。2000年からは施行時期を初夏に移設。東京競馬場で優駿牝馬オークスGI が行われる同日の施行として定着していた。
前述した通り、今年のこの競走は京都競馬場で行われるが、2010年から中京競馬場で大幅な改修工事が行われた関係で同年は京都ダート1900mでの代替開催として行われた。翌2011、2012年は正式に京都競馬場での施行となった。2013年からは平安ステークスGIII との交換で現在の時期に移設、前年までの帝王賞JpnⅠ への前哨戦からフェブラリーステークスGI のそれに変わった。翌2014年から優勝馬にフェブラリーステークスGI への優先出走権が付与されるようになった。

〜 東海ステークス、ウインターステークス 主な歴代優勝馬 〜

・ ライフタテヤマ ・ ライブリマウント ・ キョウトシチー ・ アブクマポーロ ・ ファストフレンド ・ シルクメビウス ・ グレープブランデー ・ ニホンピロアワーズ ・ コパノリッキー ・ インティ ・ プロミストウォリア(昨年) etc……

★ チャンピオンズカップGI のリベンジマッチ…

コパノリッキーはフェブラリーステークスGI 連覇などを含むダートG1競走をのべ11回優勝した一時期ダート路線を牽引した名馬。ただ、同じ時期に芝で活躍したキタサンブラックが古馬王道GI 競走を二年間で次々と制したが宝塚記念GI だけは制する事が出来ずに終わったのと同じく、コパノリッキーはこの競走が例年行われる中京ダート1800mで行われるチャンピオンズカップGI は制する事が出来なかった。2015年の東海テレビ杯東海ステークスGII 優勝は前年のチャンピオンズカップGI 優勝逸のリベンジマッチと連覇となるフェブラリーステークスGI の前哨戦として好発進となった形だった。

★ 遅ればせながらダート重賞制覇を逃げ切りで……

昨年の 東海テレビ杯東海ステークスGII は2番人気のプロミストウォリアが逃げ切りで優勝を決めた。前走は摩耶ステークス(3勝クラス・阪神ダート1800m)を勝ってのオープン入り初戦で勢い良く重賞初制覇、②着に降した同い歳のハギノアレグリアスに実績面でリードを取り、群雄割拠のダート戦線で東京大賞典GI を優勝しこの後ドバイワールドカップGI を優勝するウシュバテソーロとは別の方向からダート界の頂点を目指す形をとったプロミストウォリアだったが、次走アンタレスステークスGIII も優勝して向かった帝王賞JpnⅠ は⑤着に敗れ、連勝がストップ。その後休養に入っておりダートG1ホースには未達である。


★ 東海テレビ杯東海ステークスGII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨


・ オメガギネス(牡4)  素質馬が重賞初制覇を目論んでいる。その可能性は決して低くはなさそうだ。デビューから2連勝で臨んだレパードステークスGIII は②着もグリーンチャンネルカップLを圧勝して素質の高さを示した。相手関係もフェブラリーステークスGI 直近の前哨戦にしては恵まれた感が強く、キッチリとタイトル奪取してレモンポップ等への挑戦権を得て挑むのだ‼️