アメリカジョッキークラブカップGII 🏇💨


日曜日(1月21日)
中山競馬場
☆芝2200m
4歳以上オープン
国際
別定

昨年暮れから新年にかけての中山開催も今週末で終わり。掉尾を飾るこの重賞競走は時期外れではあるものの好メンバーかつ先々に繋がる勝ち馬も見られる重要な一戦である。

この競走の創設は1960年。
日米安全保障条約、60年安保に纏わる騒動の一方で、日米の友好関係を加速する向きも、高度経済成長竹縄の中、競馬界でも日米の友好関係に纏わる本競走の創設と相成った。同年ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の寄贈を受けてこの競走が行われる運びに。
当初は年初の競馬として行われ、舞台は中山芝2000mで行われた。詰まりこれは現在の日刊スポーツ賞中山金杯GIII と同じ施行条件と合致する。しかし翌1961年には金杯(東)、詰まり前出の日刊スポーツ賞中山金杯GIII と丸ごと交換され、距離は芝2600m、一月中旬の施行となった。その後施行場及び距離は幾度も変更された末の1984年より中山芝2200mに定着し現在に至る。またグレードは日本独自の1984年導入時からGII (一時期JpnII)である。

〜 アメリカジョッキークラブカップ 主な歴代優勝馬 〜

・ スピードシンボリ ・ アカネテンリュウ ・ メジロアサマ ・ タケホープ ・ グリーングラス ・ サクラショウリ ・ ホウヨウボーイ ・ アンバーシャダイ ・ スダホーク ・ ミホシンザン ・ ホワイトストーン ・ サクラチトセオー ・ メジロブライト ・ スペシャルウィーク ・ マツリダゴッホ ・ ネヴァブション ・ トーセンジョーダン ・ ルーラーシップ ・ ブラストワンピース etc……

☆ この競走での連覇等……

ネヴァブションはこのアメリカジョッキークラブカップGII を連覇(重賞初制覇は日経賞GII )した。中山コースが比較的得意に映るが有馬記念GI とは好走実績という点からはあまり縁がなくバランスオブゲームやローエングリン等と比較するとそうでも無かった、と言えたか?! 関東馬のどん底時期に少しばかり活躍を見せたという稀少な存在だった。

☆ 直線インを突いて‼️

昨年の アメリカジョッキークラブカップGII は圧倒的な1番人気に推されたガイアフォースが⑤着。直線インを突いて伸びたノースブリッジがレースを制した。明け5歳だったノースブリッジは前年のエプソムカップGIII に次ぐ二つ目の重賞制覇となった。


 ☆ アメリカジョッキークラブカップGII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ チャックネイト(騙6)  先週の日経新春杯GII は実績が高めの高齢馬がチラホラ出走し、穴馬評価を受けていたが結果は高いレベルが確認されている明け5歳世代の一頭が優勝。菊花賞GI 出走組の同4歳勢が上位に来た。一方で同じくGII の中長距離戦であるこちらはと言えばあちらに出走した8歳馬達と似た様な実績を持つ面々が出走を予定している。好走する可能性はこちらの方が高そうだが…… チャックネイトは前走アルゼンチン共和国杯GII で③同着は馬群を縫って伸びて勝ち馬のゼッフィーロ(次走香港ヴァーズGI ②着)等に善戦してみせた(②着にはここにも登録している8歳のマイネルウィルトス)。その前走は六社ステークス(3勝クラス・東京芝2400m)を勝ち抜けての昇級戦で、ハンデの恩恵を受けたとはいえ好内容は評価に値する。デビュー以来掲示板を外していない堅実さも魅力であり、また奥手として有名であるハーツクライ産駒という点も……