東京盃JpnII  🏇💨


水曜日(10月4日)
大井競馬場
★ダート1200m
3歳以上オープン
指定交流(ダートグレード競走)
別定
Road to JBC

1ヶ月後に同じ舞台で行われるダート短距離王決定戦、JBCスプリントJpnⅠ の前哨戦である。

東京盃は1967年に創設された。当時は大井競馬場の重賞競走として行われていたのは当然である。東京都には郊外の府中市にJRAの東京競馬場が存在しているが東京が付く競走名は東京優駿GⅠ 等が有るが品川区に所在する東京都競馬組合の大井競馬場では東京ダービーJpnⅠ、東京大賞典GⅠ、そしてこの東京盃JpnII と目立つ番組も。
1995年に東京盃は全国指定交流競走となり、南関東のみならず他地区から、更にJRAの所属馬も出走する競走となった。当時はJRAでも少しずつダート戦の重賞競走を増やして行く傾向にあった。
1997年に東京盃はダートグレード競走格付委員会よりGIIに格付された。更に2001年からはJBC競走が創設され、その前哨戦としての地位を確立。
2008年、日本競馬がパートⅠ となった事からグレード格付の制約に引っ掛かりGII は剥奪され、日本独自のJpnII に改められ現在に至る。

〜 東京盃 主な歴代優勝馬(1995年〜) 〜

・ カガヤキローマン ・ ベラミロード ・ ノボジャック ・ リミットレスビッド ・ フジノウェーブ ・ サマーウインド ・ ラブミーチャン ・ ノーザンリバー ・ ダノンレジェンド ・ ドリームバレンチノ ・ キタサンミカヅキ ・ レッドルゼル(昨年) etc……

★ 古豪になって……

キタサンミカヅキは2017、2018年の東京盃JpnII を連覇した。馬名から分かる通り同馬の馬主は芸能界の大御所 北島三郎氏。ほぼ近い時期にあのキタサンブラックが大活躍しており、此方はそれに比べると些か地味な活躍だった。元々キタサンミカヅキはJRAに所属していて2016年の京葉ステークス(中山ダート1200m)を勝っている。キタサンミカヅキは2017年の途中に南関東に転じて、早々に地元の重賞競走を優勝。更に東京盃JpnII を優勝。翌2018年も優勝してこの路線での実績馬となった。2018年の優勝時、キタサンミカヅキは8歳。古豪になってトップクラスのダート短距離馬となった南関東所属、元JRAのオープン勝ち馬であった。

★ 上位三頭による争いを制して……

昨年の 東京盃JpnII は8頭立てで行われ、上位三頭による決着を制したのは前年金沢競馬場で行われたJBCスプリントJpnⅠ の覇者レッドルゼル。当然次走は盛岡競馬場でのJBCスプリントJpnⅠ に向かったが④着に敗れた。


★ 東京盃JpnII 🏇💨

優勝  ドンフランキー(牡4) 1番人気
タイム  1.10.0 R(不)
1番人気  ドンフランキー(牡4) ①着
ℳ𝑦.注目馬  リュウノユキナ(牡8)  ②着(1)
 


★ レコードで優勝。そして……

降雨により不良馬場での一戦、レコード決着を制したのは圧倒的な1番人気に推された4歳牡馬。前走クラスターカップJpnIII はリメイクに完敗の②着に終わるもその前はプロキオンステークスGIII 優勝とダート1400mのマイスターとなりつつあった中、リメイクが出走していなかったとはいえ本番と同じ舞台(大井ダート1200m)でレコード決着を完勝でスプリント戦に目処をつけた。夏の盛岡競馬場での雪辱をはらす