神戸新聞杯GII 🏇

日曜日(9月25日)

中京競馬場

☆芝2200m

3歳牡馬牝馬オープン

国際

馬齢

菊花賞トライアル(③着までに優先出走権を付与)


先週行われた朝日杯セントライト記念GIIに続いて、西日本サイドの菊花賞トライアル重賞競走がこの神戸新聞杯GII。例年阪神競馬場で行われる競走は現在京都競馬場の改修工事中による措置により舞台は中京競馬場、距離も芝2400mが設定されていないので芝2200mで行われる。

コントレイル、オルフェーヴル、ディープインパクトと直近のクラシック三冠馬は漏れなく菊花賞GIの前哨戦として本競走に出走している。菊花賞へのステップとして最有力の競走である事に変わりはない。


創設は1953年。当初は神戸盃なる競走名だった。

神戸新聞杯となったのは1972年より。

また嘗ては菊花賞の前に京都新聞杯が行われていたが2000年、菊花賞GIの施行時期が前倒しされ、京都新聞杯の其れも春季に移設されて此方神戸新聞杯GIIが菊花賞GIの直近の前哨戦となった。

また2007年より距離が芝2000mから同2400mに延長された。


☆ 夢が繋いだ新たな舞台


前述した通り神戸新聞杯GIIの距離は2007年、芝2000mから同2400mに変更された。因みにその前年の舞台は阪神競馬場のコース改修工事により中京競馬場が舞台だった。

その2006年はメイショウサムソンの牡馬クラシック三冠制覇のチャンスが有った中で、その前哨戦として行われた中京競馬場での神戸新聞杯GIIだったが優勝したのはドリームパスポート。そして本番の菊花賞GIはソングオブウインドが優勝してメイショウサムソンのクラシック三冠制覇の夢は藻屑と散った。

そして2007年。

新装された阪神競馬場のコース、新設された芝2400mで行われた神戸新聞杯GII。優勝したのは朝日杯フューチュリティステークスGI優勝馬のドリームジャーニー。後の2009年、宝塚記念GI、有馬記念GIを優勝する事になるグランプリホース。残念ながら牡馬クラシックは無冠に終わったが菊への夢を繋ぐ優勝では有った。

このドリームジャーニーは2011年、牡馬クラシック三冠制覇を成し遂げたオルフェーヴルの実兄である。


☆ 絶好の舞台……


昨年の神戸新聞杯GII は2番人気のステラヴェローチェが優勝した。因みに1番人気はハナ差ながら東京優駿GIを優勝したシャフリヤールだったが④着に敗れた。後にドバイシーマクラシックGIを優勝するダービー馬が主役を張るべく臨んだ最有力な前哨戦で一敗地まみえたのは、そしてステラヴェローチェが優勝したその最たる要因は不良まで悪化していた馬場状態だった。ステラヴェローチェは自身初の重賞制覇だった前年のサウジアラビアロイヤルカップGIII、その舞台が矢張り不良馬場だったその実績がものを言ったとも言えた。因みにシャフリヤールは菊花賞GIには向かわず、優勝したステラヴェローチェは④着、優勝したのは朝日杯セントライト記念GIIで惨敗したタイトルホルダーだった。


☆ 神戸新聞杯GII MY注目馬

◎ プラダリア(牡3) 菊花賞トライアルとしての神戸新聞杯GIIという位置付けを考慮すべきか…力量を重きに置くか…加えて中京芝2200mという舞台を考慮して、春に同じ舞台にて行われた京都新聞杯GIIの結果から……。
先ずはその神戸新聞杯GIIの着順をまんまコース実績重視と捕らえると①〜④着の4頭を順番に並べるのが妥当か… だがその面々は勝ち馬は東京優駿GⅠを惨敗、他は別の競走に出走して条件クラスは①着、オープンクラスは②着。ならばトップクラスのレースで好走しているプラダリアに注目だ。テレビ東京杯青葉賞GII優勝から東京優駿GⅠは⑤着。距離はもう1F長い方が良いかもしれませんし、名古屋友豊の馬にも関わらず春季の出走が京都新聞杯ではなく青葉賞だったのも引っかかったりしますが……